NEWS(12/06/01 11:45)

Microsoft、「Visual Studio 2012」および「.NET Framework 4.5」のRC版を公開

製品版は今年中にリリースされる予定

「Visual Studio 2012」RC版「Visual Studio 2012」RC版

 米Microsoft Corporationは5月31日(現地時間、以下同)、同社製の統合開発環境「Visual Studio」の次期バージョン「Visual Studio 2012」のRC(リリース候補)版と、アプリケーション実行環境「.NET Framework」の最新版「.NET Framework 4.5」のRC版を公開した。現在、同社のWebサイトからダウンロードできる。

 これまで次期「Visual Studio」は、単に内部バージョンをそのまま冠した「Visual Studio “11”」と呼ばれていたが、本RC版からこれまでの製品版と同様、年号にちなんだ「Visual Studio “2012”」という名前へ変更された。この名前からもわかるように、「Visual Studio 2012」の製品版は今年中に出荷される予定。また、これを機に製品ロゴも刷新されている。

 そのほかにも、パフォーマンスの改善やユーザーインターフェイスの改良など、ベータ版からの変更は多岐にわたる。たとえば、インストールの際はセットアップ対象の機能が選択可能になったほか、インストールにかかる時間も20%削減された。また、ベータ版で一部ユーザーから見づらいと不評だったアイコンに修正が加えられたほか、主に“濃色(Dark)”版を中心とした配色テーマの改善が施された。

“淡色(Light)”“濃色(Dark)”どちらの配色テーマでも視認しやすいようにアイコンが改善“淡色(Light)”“濃色(Dark)”どちらの配色テーマでも視認しやすいようにアイコンが改善

ブラッシュアップされた“濃色”版の配色テーマブラッシュアップされた“濃色”版の配色テーマ

 なお、すでにベータ版をインストールしている場合は、そのままRC版を上書きしてアップデートすることが可能。ただし、Windows 8を利用している場合は、あらかじめ最新のプレビュー版である「Windows 8 Release Preview」へアップデートしておく必要がある。また、ベータ版と同様“Go Live”ライセンスが付与されており、本RC版を利用して作成したソフトの開発・公開も認められている。

(柳 英俊)