NEWS(12/10/30 13:51)

Mozilla、深刻度“Critical”の脆弱性などを修正した「Thunderbird」v16.0.2を公開

IMAPのメールをダウンロードし続けてしまうことがある不具合も修正

 Mozillaは29日、定番メールソフト「Thunderbird」の最新版v16.0.2を公開した。最新版の主な変更点は、同社の基準で深刻度が4段階中もっとも高い“Critical”に分類された脆弱性を修正したこと。

 脆弱性の内容は、26日に公開された「Firefox」v16.0.2で修正された脆弱性と同様で、“Location”オブジェクトの不具合が原因でクロスサイトスクリプティング攻撃などを受けてしまう可能性があるというもの。さらに、深刻度が4段階中3番目に高い“Moderate”に分類された、インストーラーに関する脆弱性も修正されている。

 そのほか、IMAPのメールをダウンロードし続けてしまうことがある不具合も修正された。

 本ソフトは、Windows XP/Server 2003/Vista/7および64bit版のVista/7などに対応するフリーソフトで、現在MozillaのWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

【著作権者】
contributors to the Mozilla Project
【対応OS】
Windows XP/Server 2003/Vista/7/Vista x64/7 x64
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
16.0.2(12/10/29)

(長谷川 正太郎)