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Mozilla、「Thunderbird」の最新安定版v38.1.0を公開。6件の脆弱性を修正

さまざまな不具合の修正も施される

「Thunderbird」38.1.0

 Mozillaは9日、メールソフト「Thunderbird」の最新安定版となるv38.1.0を公開した。Windows XP/Server 2003/Vista/7/8および64bit版のVista/7などに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在英語公式サイトの各国語版ダウンロードページや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。また、自動アップデート機能を利用して最新版へアップデートすることも可能。

 本バージョンでは、引用文をプレーンテキストエディターにコピー&ペーストした際に改行が削除されてしまう問題や、特定条件下でニュースグループのクロスポストが正常に行えない問題、「Exchange」サーバーを介してメールを送信できない問題、GB2312でエンコードされたテキストで漢字が表示できない問題、特定条件下で“Gmail”のOAuth2が機能しない問題などが修正された。

 また、今回のアップデートでは脆弱性が6件修正されているので注意。深刻度の内訳はMozillaの基準で4段階中最も高い“最高”が3件、3番目に高い“中”が3件となっている。なるべく早めのアップデートを心掛けたい。

ソフトウェア情報

「Thunderbird」
【著作権者】
contributors to the Mozilla Project
【対応OS】
Windows XP/Server 2003/Vista/7/8および64bit版のVista/7など
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
38.1.0(15/07/09)

(樽井 秀人)