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「Google Chrome 154」が公開、HTTP接続時に警告する「Ask before HTTP」が既定有効に
深刻度最高11件を含む108件の脆弱性にも対処
2026年9月24日 10:30
米Googleは9月22日(現地時間、以下同)、デスクトップ向け「Google Chrome」の安定(Stable)チャネルをアップデートした。Windows/Mac環境にはv154.0.8037.57/.58が、Linux環境にはv154.0.8037.57が順次展開される。「Chrome 153」に続くメジャーリリースだ。
「Chrome 154」では、 108件 のセキュリティ修正が行われた。このうち、深刻度が4段階中もっとも高い「Critical」(致命的)と評価された脆弱性は、以下の11件。グラフィックス関連の「ANGLE」や「WebGL」に集中している。
- CVE-2026-95350:Buffer overflow in ANGLE
- CVE-2026-95281:Buffer overflow in ANGLE
- CVE-2026-95284:Buffer overflow in ANGLE
- CVE-2026-95349:Buffer overflow in WebGL
- CVE-2026-95329:Out of bounds write in WebGL
- CVE-2026-95357:Out of bounds write in GPU
- CVE-2026-95322:Out of bounds write in GPU
- CVE-2026-95339:Use after free in ServiceWorker
- CVE-2026-95313:Use after free in Fullscreen
- CVE-2026-95356:Use after free in WindowDialog
- CVE-2026-95310:Use after free in AdFilter
残りは4段階中2番目に高い「High」が25件、「Medium」が47件、「Low」が25件。今回は、悪用が確認されている脆弱性のアナウンスはない。
また、HTTP接続時に警告する[常に安全な接続を使用する]オプション(Ask before HTTP)がデスクトップ版で既定有効化されるとのこと(開発者向けリリースノートより。ただし、企業リリースノートでは「Chrome 155」とされている)。既定の警告対象は公開サイトで、プライベートIPアドレスへの直接アクセスなどは対象外。企業向けには「HttpsOnlyMode」ポリシーなどで動作を制御できる。
そのほかにも、Webページ上のポップオーバーやダイアログを閉じる動作も改善。タッチスクリーンでのスクロールや右クリックで意図せず閉じなくなった。Windows版では、個人のPCで職場や学校のアカウントへサインインしただけで、組織の管理下にある端末と誤認される問題への対策も行われているとのこと。
開発者向け新機能・改善のハイライトは、以下の3点。
- レスポンシブにサイズが決まる「iframe」:埋め込まれた文書のレイアウトに合わせて「iframe」要素が自分のサイズを決められるように。子文書側でスクロールが発生するのを避けられる。埋め込む側でCSSの「frame-sizing」プロパティを指定し、埋め込まれる側も「meta」要素でオプトインする必要がある。コンテンツの寸法を測って「postMessage()」でやり取りする、従来のやり方を置き換えるものだ
- 「scroll-marker-group」のモード指定:スクロールマーカーのフォーカス順序とアクセシビリティ上の意味づけを選べる「links」(既定)と「tabs」の2モードが追加された。WAI-ARIAのパターンに沿った挙動となる
- 「text-decoration-inset」:下線・上線・打ち消し線といった装飾の始点と終点を調整できるCSSプロパティ。正の値なら内側へ縮み、負の値なら外側へ伸びる。背景のグラデーションや余計な要素を使わずに、下線のアニメーションを作れる
デスクトップ向け「Google Chrome」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。Windows版はWindows 10以降(Arm版はWindows 11以降)、Mac版はmacOS 13 Ventura以降に対応する。すでにインストールされている場合は自動で更新されるが、設定画面(chrome://settings/help)にアクセスすれば手動でアップデート可能。アップデートを完全に適用するには、「Google Chrome」の再起動が必要だ。























