NEWS(12/08/17 14:37)
Adobe Reader/Acrobatの定例アップデートが公開、20件の“Critical”な脆弱性を修正
Windows版「Adobe Reader 9」「Adobe Acrobat 9」は適用優先度“1”、早急な更新を
米Adobe Systems Incorporatedは14日(現地時間)、無償のPDFリーダー“Adobe Reader”シリーズの定例アップデートを公開した。現在、同社のWebサイトから最新版となる「Adobe Reader X」v10.1.4および「Adobe Reader」v9.5.2をダウンロード可能。また、PDF作成・編集ソフト「Adobe Acrobat X」「Adobe Acrobat 9」についても、同様のアップデートが提供されている。
今回の定例アップデートでは、アプリケーションの不正終了と任意コードの実行を許す恐れのある全20件の脆弱性(うち2件はMac OS X版にのみ影響)が修正された。深刻度は同社基準で4段階中最高の“Critical”で、更新プログラムの適用優先度はWindows版の「Adobe Reader 9」「Adobe Acrobat 9」で3段階中最高の“1”、そのほかは3段階中2番目の“2”と分類されている。
なお、更新プログラムの適用優先度“1”は、すでに攻撃が確認されており可能な限り迅速な(72時間程度以内)更新プログラムの適用が必要であることを意味する。「Adobe Reader 9」「Adobe Acrobat 9」を利用中のユーザーは、保護モードを搭載する「Adobe Reader X」「Adobe Acrobat X」へのアップデートも検討してほしい。
「Adobe Reader X」
- 【著作権者】
- Adobe Systems Incorporated
- 【対応OS】
- Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/XP x64/Vista x64/7 x64
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 10.1.4(12/08/14)