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外部ソフトとの連携が強化された「IrfanView」v4.38が公開
エクスプローラの右クリックメニューへ機能追加できる「IrfanView Shell Extension」も公開
(2014/6/24 19:33)
静止画だけでなく動画にも対応する定番画像ビューワー「IrfanView」の最新版v4.38が、23日に公開された。最新版では外部ソフトとの連携が強化されたり、サムネイル表示機能に表示オプションが追加されるなど様々な更新が加えられている。また同日、新たなプラグイン「IrfanView Shell Extension」も公開された。
v4.38への更新で目立つのが外部ソフトとの連携だ。新たに追加された“Hotfolder”機能は、「IrfanView」を起動中、特定のフォルダーを監視させておき、画像が追加された際にその画像を自動的に表示させることができる。「Dropbox」などによって共有されているフォルダーを監視させておけば更新された内容をリアルタイムで確認可能だ。また、画面上を[Shift]キーを押しながらドラッグして外部のソフトへドロップすることで、「IrfanView」で開いているファイルを外部ソフトで開くことができるようになった。
そのほかにも、サムネイル表示機能“IrfanView Thumbnails”でファイル一覧の表示方法に、Windowsエクスプローラの“詳細”に相当する“Details”、“一覧”に相当する“List”、従来のサムネイルにファイルの詳細な情報を付け加えた“Tiles”という3つの形式が追加されるなど、さまざまな更新が加えられている。
さらに、「IrfanView Shell Extension」を導入すると、エクスプローラの右クリックメニューから「IrfanView」によってファイルを操作するためのオプションを、“IrfanView operations”サブメニューとして表示可能。
本プラグインによって追加される機能のうち、指定された画像ファイルを任意の画像形式に一括して変換する機能は、特に利便性が高いだろう。そのほか、選択された画像のスライドショーを実行したり、一括してサムネイルを表示するといった機能が追加できる。こうした機能はこれまで「IrfanView」を起動しなければならなかった作業であり、エクスプローラ上だけで完結できるようになるのはありがたい。
また、プラグイン集の「IrfanView PlugIns」も「IrfanView」v4.38に対応する最新版へ更新され、新たな画像フォーマットへの対応や、JPEG画像の操作時に画像の劣化を起こさせないためのオプションの追加などが行われた。
本ソフトは、Windows 95/98/Me/NT/2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/8に対応するフリーソフト(個人の非商用利用時のみ)で、現在作者のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。なお、編集部にて試用したところ、日本語を含むフォルダー・ファイル名を扱うと文字化けやエラーを起こす場合があった。本ソフトで扱いたいデータは半角英数字で命名するとエラーを回避することができる。
ソフトウェア情報
- 「IrfanView」
- 【著作権者】
- Irfan Skiljan 氏
- 【対応OS】
- Windows 95/98/Me/NT/2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/8
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(個人の非商用などのみ、寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 4.38(14/06/23)
- 「IrfanView PlugIns」
- 【著作権者】
- Irfan Skiljan 氏
- 【対応OS】
- Windows 95/98/Me/NT/2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/8
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 4.38対応版(14/06/23)