レビュー
Webページの特定位置を監視、更新通知や比較ができるブラウザー拡張「Distill Web Monitor」
監視位置の指定はクリックでOK。更新箇所のテキストが条件に合致した場合のみ通知する機能も
2017年3月28日 06:00
「Distill Web Monitor」は、Webページの特定位置を監視し、更新をチェックできるWebブラウザー用の拡張機能。「Google Chrome」「Firefox」「Opera」に対応するフリーソフトで、編集部にて「Google Chrome」v56.0.2924.87で動作を確認した。
本拡張機能を使えば、たとえばWebページの更新日時や更新内容が記載されている部分のみを監視し、効率よく更新をチェックすることが可能。監視中のページは拡張機能のボタンからポップアップで一覧できるほか、メーラー風のUIのウォッチリストで管理でき、ウォッチリストでは更新前後のテキストを比較表示することも可能だ。
監視する位置の指定にはXPathやCSSのセレクターを利用する仕組みだが、ページ上をクリックすることで当該箇所を指定する書式が自動生成されるので、ユーザーがXPathなどを記述する必要はない。ページが更新された際の動作にはポップアップを表示、通知音の再生、ページを開くというものがあり、ページごとに任意の動作を組み合わせて指定可能。また、更新チェックを行う間隔もページごとに設定できる。
さらに、更新箇所のテキストをもとに、条件に合致した場合のみ各種動作を行うように設定することも可能。更新箇所に特定の文字列が含まれる(あるいは含まれない)場合や正規表現にマッチした場合のみ通知、といった柔軟な監視を行うことができる。テキストに含まれる数字の大小も条件にすることができるので、たとえば定期的に更新されるリストの更新件数の表示が『0件』の場合は通知しない、といった設定も可能だ。
なお、本拡張機能の主な機能はローカルで利用できるが、アカウントを取得することでメールによる通知機能などを利用可能になる。さらに、複数のデバイスでのウォッチリストの同期などが可能になる有償アカウントも用意されている。
ソフトウェア情報
- 「Distill Web Monitor」(「Google Chrome」版)
- 【著作権者】
- Neemb LLC
- 【対応環境】
- 「Google Chrome」
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.6.16(17/03/11)