直線だけで構成された記号のようなフリーの日本語フォント「カフカヘン TYPE2」

「カフカヘン TYPE2」

　「カフカヘン TYPE2」は、直線だけで構成された記号のような日本語フォント。ひらがなとカタカナを収録するOpenTypeフォントで、個人や非営利団体ならば無償で利用可能。フロップデザインの公式サイトからダウンロードできる。

　細い横の直線と太い縦の直線でデザインされた、ひらがな・カタカナフォント。ところどころ二重になった細い斜線がサイバー感や疾走感を醸し出している。丸い角はことごとく直線化され、点や離れた字画が斜線で連結された独特のデザインとなっているので、一目見ただけではひらがな・カタカナであるとわからない人もいるかもしれない。近未来的な雰囲気を演出したり、異世界風の文字として使えるフォントを探しているユーザーにピッタリといえるだろう。

　このフォントの商用版は、姉妹製品の「カフカヘンTYPE1」「カフカヘンバリアブル」とともに、擬音・擬態語にぴったりの日本語フォント集「フォントオノマトペ」（ダウンロード版販売、税込み2,100円）に収録されている。「カフカヘンTYPE1」はで明朝体と組み合わせて使えるようにシンプルなデザイン、「カフカヘンバリアブル」はフォントの太さを指定できる可変フォント（Variable Font）になっている。可変フォントに対応するソフトはまだ少ないが、「Illustrator CC 2018」「Photoshop CC 2018」以降であれば利用できるという。

直線だけで作られた記号的フォント『カフカヘン』を公開。
カフカヘンTYPE2はフリーダウンロード可能なので、楽しく使ってね！

2枚目画像のTYPE1は明朝体と混植可能。3枚目画像のようにバリアブルフォント版はAdobeCC2018～利用可能なので今回はサポート外です。https://t.co/bPPiaXwvlwpic.twitter.com/XutK8D9PHa

— フロップデザイン・フォントデザイナー (@flopdesign)October 17, 2019