レビュー
スクリプトが機械的に加工した不思議な文様が魅力のフォント「廻募(エモ)」
個人利用・商用に関わらず無償で利用可能
2019年10月25日 16:28
「廻募(エモ)」は、スクリプトが生み出した不思議な文様が特徴の明朝体フォント。“SIL Open Font License 1.1”ライセンスの下で配布されているTrueType形式のフォントで、個人利用・商用に関わらず無償で利用可能。現在、フロップデザインの公式サイトからダウンロードできる。
本フォントは、Adobeの「源ノ明朝(Source Han Serif)」フォントをプログラムで加工したフォント。“Github”で公開されていた「Python」スクリプトを利用したとのことで、同じフロップデザイン製の「源界明朝」や「装甲明朝」も同様の手法で製作されたという。
“深夜1時に勢いで”制作したとのことで、細かいブラッシュアップは行われていないものの、何重にも縁どられ、ところどころに波紋のような円が浮き出したデザインは、人の手で作り出したアートというより、実験室でたまたま、自然に生み出された神秘的な幾何学模様をも思わせる。人工的な雰囲気もあるが、細胞壁のような生物感もあり、これはこれで何か訴えかけてくるものがある。
複雑な文様をもつので、小さなサイズではつぶれてしまう。大きなサイズでロゴなどに使用すると効果的だろう。
ソフトウェア情報
- 「廻募(エモ)」
- 【著作権者】
- フロップデザイン
- 【対応OS】
- Windows 7/8/10以降など
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.00