レビュー

Adobeの「源ノ明朝」をステンシルスタイルにアレンジしたフォント「装甲明朝」

ミリタリーっぽさや男らしさを醸しつつも、繊細でふわっとしたところも残す明朝体

「装甲明朝」v1.00

 「装甲明朝」は、Adobeの「源ノ明朝(Source Han Serif)」フォントをステンシル風にリメイクしたフォント。“SIL Open Font License 1.1”ライセンスの下で配布されているTrueType形式のフォントで、個人利用・商用に関わらず無償で利用可能。現在、フロップデザインの公式サイトからダウンロードできる。

 「源ノ明朝」フォントをベースに制作された派生フォント。同じく「源ノ明朝」をベースにフロップデザインによって製作された「源界明朝」との違いは、“ステンシル(Stencil)”スタイルにアレンジされている点だ。

 あらかじめ型抜きされたステンシルテンプレートを使って書かれた文字は所々が千切れていて、完全に閉じた部分がないのが特徴。なぜならば、テンプレートとつながった接続部分(ブリッジ)がなければ、囲まれた部分がテンプレートから抜け落ちてしまうからだ。このユニークな字体は軍隊や工事現場などで見かけることが多く、なんとなく男らしいイメージが付きまとう。

 「装甲明朝」もそういった男らしい・無骨なイメージから制作されているようだが、横線は極細になっており、明朝体らしいスマートでフォーマルなスタイルもよく残している。少し劣化したラフな雰囲気に処理しているとのことだが、それは所々がかすれた横線や、少しふわっとしたエッジに表れているように思われる。ミリタリーっぽさや男らしさをもちつつも、それだけではない奥行きの深さが感じられるフォントと言えるだろう。

ソフトウェア情報

「装甲明朝」
【著作権者】
フロップデザイン
【対応OS】
Windows 7/8/10以降など
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.00(17/05/23)