ニュース
フロップデザイン、新作フォント「モガ」を公開。大幅強化した「やさしさゴシックボールドV2」も
「やさしさゴシックボールドV2」は商用でも無償。「モガ」は製品版とお試し版をラインナップ
2020年2月28日 06:45
フロップデザインは2月6日、新作フォント「モガ」をリリースした。16日からは、フリーフォント「やさしさゴシックボールド」を大幅にアップデートした「やさしさゴシックボールドV2」の提供も開始している。
大正時代の活字をイメージした新作フォント「モガ」
「モガ」は、大正時代の活字からインスピレーションを得て再生したフォント。名前は大正時代の流行語“モガ(モダンガール)”から採っているという。線の交わる部分にある墨だまりや、優しくて愛嬌のある角丸処理が特徴で、レトロさとモダンさを兼ね備えたゴシック体となっている。
製品版のダウンロード価格は3,000円(税込み)。収録文字数はアルファベット、ひらがな、カタカナ、約物の一部など349字で、OpenTypeの詰め組み、ペアカーニングに加え、字形切り替えに対応しており、合計47種の異体字を含む。横書き専用のお試し版「モガmini」は無料で、縦書きや異体字、アルファベットが省かれているほか、“い”“く”“エ”の3文字が旧字体となっている。
新作フォント「モガ」リリースだよ!
— フロップデザイン⌘フォントデザイナー (@flopdesign)February 6, 2020
古い活字からインスピレーションを得て作ったフォント。
レトロとモダンを兼ね備えた愛嬌のあるデザインです。
フリーフォント版もあるので、ぜひ使ってね。https://t.co/w95Mrcu9Y3pic.twitter.com/4AzErekoFa
「やさしさゴシックボールドV2」は文字数を拡充
一方、「やさしさゴシックボールドV2」は商用でも利用できるフリーフォント。「やさしさゴシックボールド」からの変更は、文字数が拡充され8,900を超えた点、OpenType化された点、文字のパスが見直された点など。現在、“BOOTH”からダウンロードできる。
やさしさゴシックボールド(のリニューアル)V2を公開しました。もちろん以前と同じく無料で、商用利用可です。
— フロップデザイン⌘フォントデザイナー (@flopdesign)February 16, 2020
文字数が8900を越えて、全体的に使いやすくなりました。旧バージョンを使ってきた方にもオススメ。全文字のパスも以前より綺麗になっていますよ。https://t.co/wwBN3ZCRnLpic.twitter.com/7yb2jw8VvA