REVIEW(10/02/23)

WPFアプリからジャンプリストなどを利用可能に「WPF Shell Integration Library」

Windows 7のジャンプリストやタスクボタンを活用したWPFアプリを作成可能

「WPF Shell Integration Library」v1「WPF Shell Integration Library」v1

 「WPF Shell Integration Library」は、現行のWPFアプリケーションからジャンプリストやタスクバーといったWindows 7の新しいシェル機能をコントロールするためのライブラリ。マイクロソフトが運営する開発者向け情報サイト“MSDN”よりダウンロードできる。

 本ライブラリを利用すれば、ジャンプリストやタスクバーといったWindows 7で新搭載されたシェル機能を活用したWPFアプリケーションを作成できる。利用可能になるのは以下の4つの機能。

  • ジャンプリスト:ジャンプリストに表示される項目をカスタマイズ。表示項目は自由にグループ分けして配置できる
  • サムネイルボタン:タスクボタン上へマウスオーバーさせると現れるライブプレビュー画面へ、任意のボタンを追加できる
  • プログレスバー:タスクボタン上へアプリケーションが行っている作業の進捗状況を示す。
  • アイコンオーバーレイ:“再生中”や“停止”といったアプリケーションの状態を示すアイコンをタスクボタン上へオーバーレイ表示する

 本ライブラリのソースコードには、実際にライブラリを利用したサンプルが同梱されているので、それを参考に自分のアプリケーションへ組み込んでみよう。

 なお、これらWindows 7のシェルを利用する機能は、.NET Frameworkの次期バージョン“.NET Framework 4”に標準で搭載され、別途ライブラリを導入しなくても利用可能になるとのこと。

同梱のサンプルアプリケーションでタスクボタンを操作同梱のサンプルアプリケーションでタスクボタンを操作

同梱のサンプルアプリケーションで“サムネイルボタン”を利用同梱のサンプルアプリケーションで“サムネイルボタン”を利用

同梱のサンプルアプリケーションでジャンプリストに表示する項目をカスタマイズ同梱のサンプルアプリケーションでジャンプリストに表示する項目をカスタマイズ

【著作権者】
AdamSmithMSFT 氏、JoeCastro 氏
【対応OS】
Windows 7
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1(10/02/17)

(柳 英俊)