REVIEW(10/06/24)

“なか見!検索”と“Google ブックス”を使い分け「amazon with Google books」

Amazonの検索結果ページに“Google ブックス”へのリンクを自動表示

「amazon with Google books」v1.0「amazon with Google books」v1.0

 「amazon with Google books」は、Amazonの検索結果ページに“Google ブックス”へのリンクを自動表示する「Firefox」用の拡張機能。「Firefox」v2.0以降に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows XP上の「Firefox」v3.6.4で動作確認した。ライブラリサイト“Add-ons for Firefox”からダウンロードできる。

 Amazonの“なか見!検索”とGoogleの“Google ブックス”は、書籍の“立ち読み”を提供する同種のサービスだが、その使い勝手はだいぶ異なる。“なか見!検索”は全文検索を前提とした造りになっており、キーワードを含むページと、その前後2ページを閲覧することが可能。対する“Google ブックス”はページがところどころ抜けているものの、ある程度通しで閲覧できる。

 そのため、“Google ブックス”のほうが実際の立ち読みに近く、PDFビューワー風の閲覧画面も使いやすい。しかし、“Google ブックス”はもともと著作権切れの書籍や、絶版した書籍を対象としていたため、刊行書籍とくに和書への対応が遅れており、“なか見!検索”でのみ立ち読み可能な書籍も多い。つまり、刊行和書を立ち読みしたいなら、2つのサービスを使い分けるのがベストと言えるだろう。

 そこでオススメする「amazon with Google books」は、Amazonの検索結果ページ内に“Google ブックス”へのリンクを自動表示してくれる。“Google ブックス”へのリンクは、“Google ブックス”側が当該書籍に対応している場合のみ表示される仕組みなので、“なか見!検索”と“Google ブックス”の使い分けが容易になる。

【著作権者】
kamo 氏
【対応OS】
(編集部にてWindows XPで動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0(10/03/25)

(中井 浩晶)