レビュー
「Google Chrome」の画像のアニメーションを閲覧者側で制御できる「Animation Policy」
Googleが開発したアクセシビリティ向上のための拡張機能
(2015/5/14 15:08)
「Animation Policy」は、Googleのアクセシビリティチームが開発した「Google Chrome」用の拡張機能。編集部にてWindows 8.1上の「Google Chrome」v42.0.2311.152で動作を確認した。“Chrome ウェブストア”から無償でダウンロードできる。
近年、またアニメーションGIFをはじめとする“アニメーション画像”が復権しつつある。“アニメーション画像”は古いブラウザーでもサポートされており、プラグインなしで表示できる。そのため、ちょっとしたアニメーションをWebページに貼り付けたい場合には手軽で便利だ。最近では、古いアニメーションGIF形式では制限が多いことから、APNGやWebPのアニメーション機能を広めようとする動きもある。
しかし、このような“アニメーション画像”は、多用しすぎるとWebページが見づらくなってしまうにもかかわらず、基本的に閲覧者側から再生をコントロールできない。これはアクセシビリティの点で問題と言えるだろう。
こうした問題を解決するのが、「Animation Policy」だ。本拡張機能を利用すると、“アニメーション画像”の再生を閲覧者側がある程度コントロール可能。たとえば、ループ再生を無効化して1度しか再生しないようにしたり、再生そのものを無効化することができる。
同様の拡張機能は他にもあるが、本拡張機能はアニメーションGIF以外の“アニメーション画像”形式にも広く対応しているのが特長。SVGのアニメーションを制御することもできる。ただし、ビデオコンテンツには効果がないので注意しよう。
ソフトウェア情報
- 「Animation Policy」
- 【著作権者】
- Google Inc.
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 8.1で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.1(15/04/28)