レビュー
ワコムがWindows 8向けに開発したメモアプリ「Bamboo Paper」
ペンで紙へ書き込むときのような自然な使い勝手を再現。用途によって用紙が選べる
(2014/7/25 16:07)
「Bamboo Paper」は、ワコムが開発したノートアプリ。x86/x64/ARM環境のWindows 8.1に対応するWindows ストアアプリで、“Windows ストア”から無償でダウンロード可能。
本アプリは、ペンタブレットで有名なワコムが開発したベクターベースのインクエンジンを内蔵。ペンで紙へ書き込むときのような、自然な使い勝手を実現している。メモを取ったり、落書きをしたり、写真を取り込んで注釈を書き込んだり、使い方はまったくの自由だ。
利用するには、まずノートブックを追加しよう。「Bamboo Paper」では、複数のノートブックを管理することが可能。それぞれのノートブックにはタイトル、表紙の色、用紙の種類などが指定できる。用紙の種類は、メモや板書などの用途ならば横罫、グラフを書く場合ならば方眼紙、スケッチをするなら白紙を選ぶとよいだろう。ノートブックは独自形式でエクスポートすることが可能で、他の環境で読み込んで編集することもできる。
書き込み画面は、見開きのノートのような感じだ。ペンは有償オプション(期間限定で無償提供)も含めて6種類用意されており、タッチでもスタイラスでもストレスなく書き込める。また、ペンを選択するボタンや消しゴムボタン、カラーパレットを開くボタン、アンドゥ・リドゥを行うボタンなどが上辺に小さく目立たないように配置されているのも好印象で、書き込みの妨げにならない。それでもこれらのボタン類が煩わしく感じられる場合は、画面右上端のボタンを押すことでボタン類を非表示にすることも可能(フルスクリーンモード)。ペンとカラーを選択するパレットは画面のタップ&ホールドでも呼び出すことができるので、フルスクリーンモードのときは活用したい。
書き込んだページは、[共有]チャームから画像としてSNSへ投稿したり、他のアプリケーションへ送ることが可能。新しいページを開くには、画面右下にあるページ送りボタンを押せばよい。ページのアプリバーを開けば、各ページをサムネイルで一覧表示することも可能。アプリバーではドラッグ&ドロップでページの順番を入れ替えたり、ページを複製することもできる。
お詫びと訂正:記事初出時、『本来は有償アプリで、期間限定で無償提供される』としておりましたが、期間限定で無償提供されるのはアプリケーション本体ではなく、オプションのペンツールです。アプリケーション本体は、元々無償で提供されていました。お詫びして訂正いたします。
ソフトウェア情報
- 「Bamboo Paper」
- 【著作権者】
- Wacom Company, Limited.
- 【対応OS】
- Windows 8.1(x86, x64, ARM)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.0