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複数サービスへ同時接続できるメッセンジャーソフト「Pidgin」に脆弱性

サービス運用妨害(DoS)攻撃などを受ける恐れ。最新版v2.11.0で修正済み

「Pidgin」v2.11.0

 オープンソースのメッセンジャーソフト「Pidgin」の最新版v2.11.0が、21日に公開された。Windows/Mac/Linuxに対応するクロスプラットフォームアプリで、現在本ソフトの公式サイトから無償でダウンロード可能。

 「Pidgin」(旧称「Gaim」)は、さまざまなインスタントメッセージ(IM)サービスへの同時接続をサポートしたメッセンジャーソフト。IRCクライアントとしても利用可能で、さまざまなメッセージングサービスをひとつのソフトへ統合できるのが魅力だ。

 約半年ぶりのアップデートとなる本バージョンの変更点は、セキュリティ関連の修正がメイン。米Ciscoのセキュリティ部門Talosによって報告された16件の脆弱性(CVE番号ベースで17件)が修正されている。サービス運用妨害(DoS)攻撃などを受ける恐れがあるので、利用しているユーザーはアップデートを怠らないようにしたい。

ソフトウェア情報

「Pidgin」
【著作権者】
The Pidgin developer community
【対応OS】
Windows/Mac/Linux(編集部にてWindows 10で動作を確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.11.0(16/06/21)