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「OneDrive」にファイルをオンデマンドで利用できる機能が追加 ~Insider Previewから

ローカルにはファイルの本体を保存せず、必要時のみダウンロードしてファイルを開ける

「OneDrive」の“Files On-Demand”機能(同社ブログより引用)

 米Microsoft Corporationは13日(現地時間)、同社のオンラインストレージサービス「OneDrive」に“Files On-Demand”機能を追加したことを発表した。現在は「Windows 10 Insider Preview」の“Fast”リングに配信されているBuild 16215で利用可能で、Windows 10の次期メジャーアップデート“Fall Creators Update”に正式搭載される。

 “Files On-Demand”は、クラウドに保存されたファイルを“要求に応じて”ダウンロードする機能。ローカルストレージにはファイルの本体を保存せず、必要になった時のみダウンロードしてファイルを開けるため、ストレージの容量を節約することが可能。

“オンデマンド状態”のファイルのアイコン
“オンデマンド状態”からダウンロードされたファイルのアイコン
常にローカルに保存されているファイルのアイコン

 “Files On-Demand”を利用してローカルにファイル本体がない“オンデマンド状態”のファイルは、アイコンの左下に“Files On-Demand”を利用していることを示す雲型のバッジが付加され、ローカルにないファイルであることが示される。“オンデマンド状態”をダブルクリックするなどして開くと、ファイル本体がダウンロードされてアクセスできるようになる仕組み。

 また、“オンデマンド状態”からダウンロードされたファイルは、アイコンへ白地にチェックマークのバッジが付加され、以後はローカルにファイル本体が保存されるが、右クリックメニューからいつでも“オンデマンド状態”へ戻すことが可能。もちろん、常にローカルにファイル本体を保存しておくことも可能で、この場合はアイコンへ緑地にチェックマークが描かれたバッジが付加される。