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人気のフォトレタッチソフト「PhotoDirector」の最新版が発売 ~360度写真の編集機能を追加

シネマグラフの作成機能や霧・かすみを除去する機能も追加

「PhotoDirector 9」

 台湾のCyberLink Corp.は19日(現地時間)、高機能な写真編集ソフト“PhotoDirector”シリーズの最新版「PhotoDirector 9」のダウンロード販売を開始した。30日間使用可能な体験版も用意されており、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。

 最新版では上位版の“Ultra”エディションに、360度カメラで撮影された写真の編集機能が追加された。たとえば、三脚などを利用しないで撮影された360度写真でよく起こる、地面の傾きを補正する機能が追加された。4分割された画面を見ながら水平・垂直・傾きを調整することが可能。

360度写真の傾き補正機能

 また、三脚などを使って撮影した場合に真下に映った三脚を目立たないようにする機能も追加された。三脚の部分に周囲の景色を映したミラーボール状のものを合成して見えないようにしたり、ぼかし効果を使って目立たないようにすることが可能。

 さらに、360度写真を空中に浮かんだ小さな球体状に変換した“リトルプラネット”写真へ変換する機能や360度写真からパノラマ写真を作成する機能が追加されている。

360度写真を“リトルプラネット”写真へ変換

 そのほか、動画や連続写真をもとに写真の一部だけを動かしたシネマグラフを作成する機能や、霧やかすみがかかった写真をくっきりした写真に補正する機能も追加されている。

 「PhotoDirector 9」は、64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10に対応しており、製品版はダウンロード販売で購入可能。基本機能のみを備えた“Standard”エディションが4,800円(税込み)、360度写真の編集機能など高度な機能を備えた“Ultra”エディションが9,800円(税込み)など。また、パッケージ版の発売が10月13日に予定されている。

ソフトウェア情報

「PhotoDirector 9」体験版
【著作権者】
CyberLink Corp.
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10
【ソフト種別】
体験版(製品版はダウンロード販売 税込み4,800円など)
【バージョン】
9.0.2115.0(17/09/19)