ニュース

オープンソースのマルチメディアフレームワーク「FFmpeg 2.0」が公開

“OpenCL”へ対応、各種フィルター・デコーダーの追加・強化も

「FFmpeg」

 オープンソースのマルチメディアフレームワーク「FFmpeg」の最新安定版「FFmpeg 2.0」(コードネーム:Nameless)が、10日に公開された。現在、公式サイト“ffmpeg.org”からダウンロード可能。Windows向けのバイナリは“Zeranoe FFmpeg”からダウンロードできる。

 「FFmpeg 2.0」では、x86環境およびMIPS環境でAACエンコードが10%高速化されたほか、さまざまな計算資源(CPUやGPU)が統一的に扱える並列コンピューティングライブラリ“OpenCL”への対応、FTPプロトコルのサポートといった機能改善が盛り込まれた。また、数多くのフィルターやデコーダーが新たに追加または強化されている。

 なお、本バージョンにはv1.2系統で発見された脆弱性の修正も含まれているものと思われる(公式サイトのセキュリティ情報ページは未更新)。

(柳 英俊)