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TDF、「LibreOffice Impress」をリモート操作できるアプリのiPhone/iPad版を公開
スライドのサムネイルをiOS機器の画面へ表示し、基本的な操作が可能
(2014/2/4 18:15)
The Document Foundationは3日、オープンソースのオフィス統合環境「LibreOffice」のプレゼンテーションソフト「Impress」のスライドショーを、iPhoneやiPadなどのiOS機器から操作できるアプリ「LibreOffice Remote for Impress」を公開した。iOS 5.0以降に対応するフリーソフトで、現在“App Store”からダウンロードできる。
「LibreOffice Remote for Impress」は、「Impress」のスライドショーを無線LAN経由でコントロールできるiOS用アプリ。スライドのサムネイルをiOS機器の画面へ表示し、スライドを進めたり戻したりできるほか、レーザーポインター風のカーソルをコントロールすることも可能。Android版の「LibreOffice Impressリモート」は「LibreOffice」v4.0.1から利用できるようになっていた。
利用するには、まず無線LANに接続されたパソコン上でスライドショーしたい文書を「Impress」で開き、[スライドショー]メニューの[Impress リモート]項目から“Impressリモート”ダイアログを開いておく。次に、iOS上で本アプリを起動して“Detected Connections”欄をタップして表示されたパソコン名をタップしよう。
するとiOSのアプリ上に4桁のPINコードが表示されるので、そのコードを「Impress」の“Impressリモート”ダイアログから入力すれば、接続は完了。iOS上の[Start Presentation]ボタンをタップすれば、スライドショーを開始できる。
iOS上の画面には、上段に現在表示しているスライドと次のスライドのサムネイルが表示され、中段にノート、下段に進む・戻るボタンとレーザーポインター風カーソルを表示するボタンが表示される。進む・戻るボタンでスライドを切り替えるほか、次のスライドのサムネイルをタップしても次のスライドへ切り替え可能。レーザーポインター風カーソルを表示した場合は、上段と中段をいっぱいに使って現在表示しているスライドが表示され、なぞった部分にカーソルが表示される仕組み。
また、画面左端を右へフリックすることでスライドのサムネイル一覧を表示可能。さらに、サムネイル一覧の最上部には、タイマーとストップウォッチの操作パネルが用意されており、画面最上部にタイマーなどを表示することも可能だ。
ソフトウェア情報
- 「LibreOffice Remote for Impress」
- 【著作権者】
- The Document Foundation
- 【対応OS】
- iOS 5.0以降
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.0(14/02/03)