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「Google Chrome」のスクリプトエンジン「V8」に脆弱性、セキュリティ更新がリリース

Windows環境には修正版のv138.0.7204.168/.169が展開中

「Google Chrome」にアップデート。Windows環境にv138.0.7204.168/.169が展開中

 米Googleは7月22日(現地時間)、デスクトップ向け「Google Chrome」の安定(Stable)チャネルをアップデートした。現在、Windows/Mac環境にv138.0.7204.168/.169が、Linux環境にv138.0.7204.168が展開中だ。

 本リリースは、原則毎週実施されているセキュリティアップデート。今回は3件の脆弱性が修正されている。CVE番号が公開されているのは、以下の2件。

  • CVE-2025-8010:Type Confusion in V8
  • CVE-2025-8011:Type Confusion in V8

 深刻度の評価は、いずれも「High」。今のところ悪用の報告はないが、内部監査やファジングで発見された問題も多く修正されているとのことなので、できるだけ早めのアップデートをお勧めする。

 デスクトップ向け「Google Chrome」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。Windows版は、Windows 10/11に対応している。すでにインストールされている場合は自動で更新されるが、設定画面(chrome://settings/help)にアクセスすれば手動でアップデート可能。アップデートを完全に適用するには、「Google Chrome」の再起動が必要だ。