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部屋のWi-Fi電波状況をわかりやすいヒートマップに ~「NetSpot」がWi-Fi 7に完全対応

Windows/Mac対応、モバイル版も。基本機能は無料

「NetSpot」v5.0

 米Etwokは7月11日(現地時間)、Wi-Fiネットワークの状況を分析・レポートするツール「NetSpot」の最新版v5.0をリリースした。メジャーアップデートとなる本バージョンでは、Windows版で「Wi-Fi 7」(IEEE 802.11be)をフルサポートするなどの機能強化が実施されている。

 「NetSpot」は、ワイヤレスネットワークを分析・視覚化するツール。3つのモードを備えており、Wi-Fiネットワークのトラブルシューティングを行ったり、どこにアクセスポイント(AP)を設置すべきかを計画するのに役立つ。

  • 検査:付近のネットワークを検出し、その情報をリストビューで一覧
    検査モード
  • 調査:Wi-Fiの電波レベルをわかりやすいヒートマップに
    調査モード
  • 計画:APを設置した際の電波レベルを予測・シミュレート
    計画モード

 対応OSはWindows/macOSで、標準的なIEEE 802.11be/ax/ac/n/g/a/bワイヤレスネットワークアダプターを搭載した環境をサポートする。Windows版は、Windows 7/8/10/11で利用可能。一部機能はモバイル版(iOS/Android)でも利用できる。

 なお、本ソフトの基本機能は無料で提供されているが、検査モードで収集したデータをエクスポートできないなどの機能制限がある。気に入ったならば、有償ライセンスを購入するとよいだろう。価格は個人向け(商用不可)の「Home」で8,885円から。メジャーバージョンアップしてもアップグレードが生涯保障される買い切りライセンス(追加で2,861円)もある。

 最新版の「NetSpot 5.0」には、以下の新機能と改善が含まれているとのこと。

  • 計画モードで利用できるAPアンテナを強化。設定オプションの拡充とファイルからのアンテナインポートを追加
  • 2つの新しいヒートマップタイプを追加。セカンダリ信号とそのトラブルシューティングが行える
  • ヒートマップのトリミングに対応
  • Windows版で「Wi-Fi 7」を完全サポート
  • ゾーンとスナップショット管理のツールバーを改良
  • より正確なヒートマップのために計画モードのアルゴリズムを改善
  • ユーザビリティと安定性を向上させるため、多くのマイナーな修正を実施



ソフトウェア情報

「NetSpot Free」Windows版
【著作権者】
Etwok
【対応OS】
Windows/Mac(Windows版はWindows 7/8/10/11で利用可能)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
5.0(25/07/11)