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「Gemini 2.5」最速・最安の「Gemini 2.5 Flash-Lite」が安定版に、一般提供開始

音声入力の価格はプレビュー版から40%引き下げ

「Gemini 2.5」モデルファミリーの比較図

 米Googleは7月22日(現地時間)、「Gemini 2.5 Flash-Lite」が安定版に達したと発表した。今年6月からプレビュー版としてテスト提供されていたが、今後は一般提供される。

  「Gemini 2.5 Flash-Lite」 は、「Gemini 2.5」ファミリーのなかで最速・最安のモデル。応答性(レイテンシ)とコストパフォーマンスを重視しており、価格は入力で1Mあたり0.10米ドル、出力で1Mあたり0.40米ドル。「2.5 Flash」と比べ入力は1/3、出力は1/6ほどのコストしかかからない。また、音声入力の価格もプレビュー版から40%引き下げられているとのこと。性能面でもコーディング、数学、科学、推論、マルチモーダル理解など、幅広いベンチマークで前世代の「2.0 Flash-Lite」を圧倒する性能を見せている。

 コンテキストウィンドウは100万トークンで、「思考」(thinking)の制御が可能。「Google 検索」によるグラウンディングやコード実行、URLコンテキストといったネイティブツールが利用できる。

 なお、「Flash-Lite」のプレビューエイリアスは8月25日に削除されるとのこと。プレビュー版を使用している場合は、モデル指定を「gemini-2.5-flash-lite」に切り替えるのを忘れないようにしたい。