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国土地理院、日本の地形を3Dモデルとして表示・ダウンロードできる“地理院地図3D”

3Dプリンター向けのSTLファイルのほか、フルカラー対応3Dプリンター向けファイル群も

“地理院地図3D”

 国土交通省国土地理院は19日、日本全国の地形を3Dモデルとして表示したり、3DモデルデータとしてダウンロードできるWebサービス“地理院地図3D”を公開した。IE 11や「Google Chrome」「Firefox」「Safari」に対応しており、編集部にて「Google Chrome」v33.0.1750.154で動作確認した。現在、国土地理院のWebサイトから利用できる。

 “地理院地図3D”は、日本国内の指定した場所の地図を3Dモデルとして表示し、好きな角度から眺められるWebサービス。3Dモデルは表示するだけでなく、3Dプリンター向けのSTLファイルやフルカラー対応3Dプリンター向けのファイル群としてダウンロードできるほか、WebGLを利用してWebサイト上に設置するためのファイル群もダウンロードできる。

 3D地図を表示するには、まず本サービスのトップページにある[3次元でみる]ボタンを押し、表示された地図をドラッグでスクロールさせたり、マウスホイールなどで拡大・縮小して3D表示したい場所を決定する。次に、[この地図を3Dで表示]ボタンを押せば表示が3D地図に切り替わる。

“地理院地図3D”のトップページ
地図をドラッグでスクロールさせたり、マウスホイールなどで拡大・縮小して3D表示したい場所を決定

 表示した3D地図はドラッグで好きな角度へ動かせるほか、スライドバーで標高の縮尺を10倍まで強調可能。また、[3Dデータをダウンロードする]ボタンを押すと各種データをダウンロードできるページを表示できる。

スライドバーで標高の縮尺を10倍まで強調可能
3Dデータのダウンロードページ

 なお、現在同サービスは回線が混み合っており、3Dデータをダウンロードできないこともあるとのこと。

(長谷川 正太郎)