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Microsoft、「Windows 10 Insider Preview」Build 10130を公開

ユーザーインターフェイスのブラッシュアップがメイン

「Windows 10 Insider Preview」Build 10130

 米Microsoft Corporationは5月29日(現地時間)、次期バージョンのWindowsのプレビュー版「Windows 10 Insider Preview」Build 10130を公開した。今回のアップデートにおける変更点は、ユーザーインターフェイスのブラッシュアップがメインとなっている。

 まず、“スタート”の挙動を設定画面の[パーソナル設定]-[スタート]欄でカスタマイズできるようになった。たとえばタブレットモードでない場合に“スタート”を全画面表示するかどうかはこれまで[タスク バーとスタート メニューのプロパティ]で切り替える仕組みになっていたが、これらも[パーソナル設定]-[スタート]欄でカスタマイズできるようになった。

“スタート”の挙動を設定画面の[パーソナル設定]-[スタート]欄で統一的にカスタマイズ

 また、タスクバーではジャンプリストがタスクバーにマッチするデザインに変更された。さらに、仮想デスクトップのタスクバーは、開いているアプリケーションのアイコンをすべて表示する“グローバルタスクバー”に代わり、利用中のデスクトップで開いているアプリケーションのアイコンのみを表示する設定がデフォルトとなった。これはフィードバックに基づく決定だが、従来の“グローバルタスクバー”を好むユーザーは設定画面の[システム]-[マルチタスク]画面で設定を変更できる。

ジャンプリストがタスクバーにマッチするデザインに
仮想デスクトップのタスクバーでは、利用中のデスクトップで開いているアプリケーションのアイコンのみを表示する設定がデフォルト

 そのほかにも、アイコンの多くが再設計された。従来のビルドで使われていたフラットなスタイルのアイコンに違和感を感じるとの声が多く寄せられたことに応え、奥行きを増したバランスのよいアイコンを新たに採用したという。

アイコンの多くが再設計。最下段が「Windows 10 Insider Preview」Build 10130のもの(同社ブログより引用)

 機能面では、タブレットモードの際に画面上端のフリックでアプリバーを出す操作が復活した。また、新ブラウザー「Microsoft Edge(Project Spartan)」ではサイドペインをピン留めする機能が搭載されたほか、印刷機能ではPDFファイルへ印刷する仮想プリンター「Microsoft Print to PDF」が追加されている。

「Microsoft Edge」ではサイドペインをピン留めする機能が搭載
PDFファイルへ印刷する仮想プリンター「Microsoft Print to PDF」

(樽井 秀人)