レビュー

オンライン家計簿“Zaim”へのレシート入力を効率化「ZaimPuncher」

セルを移動しつつデータを一括して入力可能

「ZaimPuncher」v1.00

 「ZaimPuncher」は、オンライン家計簿サービス“Zaim”へレシートなどに記された物品の購入履歴を入力するのを支援してくれるソフト。Windows XP/Vista/7/8/8.1に対応しており、作者のWebサイトからダウンロードできる。動作には.NET Framework 4が必要。本ソフトは税込み648円のシェアウェアだが、ほぼ全ての機能を無償で利用できる。

 無償でクラウド上に作成した家計簿を利用できるサービス“Zaim”はiOSやAndroid上の専用アプリやWeb版から利用できるが、本ソフトを用いることで購入した物品の情報をより効率的に打ち込むことができる。

 本ソフトは、“Zaim”に登録するための物品の購入情報を入力することに特化されている。「Excel」のように並んだセルに、レシートなどに記載されているいつ・どこで・何を・いくらで購入したかといった情報を入力欄に打ち込み、[●Zaim登録●]ボタンを押せば購入情報が“Zaim”上に登録される仕組み。Webブラウザーを起動することなく“Zaim”に情報の登録が行える。

 セルには“Zaim”のWeb版で支出を入力する欄と同じ内容の情報を打ち込むが、項目の並び順が“Zaim”と少し異なることに注意。なお、無償で使う場合、20件を超える明細情報を一度に登録できないという制限がある。

下方向と右方向、任意の方向を次のセルとして扱える

 [Enter]キーを押した際の動作を切り替えられるのが本ソフトの特長。セルにデータを入力後、[Enter]キーを押した際に右のセルもしくは下のセル、どちらに移動するかを選択できる。下のセルへ移動する設定にしておけば、レシートに沿って一気に数値を入力していくときなどに便利だろう。

 右のセルを次のセルとして移動する設定とした場合、行の最終列にある“カテゴリNo.”セルの入力を終えてから[Enter]キーを押すと、次の行の先端列にフォーカスが移動する。“Zaim”Web版では、行の最終列にある“メモ”を入力し終えた後に[Enter]キーを押すと即座にデータの登録が行われてしまうが、本ソフトを利用すれば失敗をせずに済むだろう。

ソフトウェア情報

「ZaimPuncher」
【著作権者】
ひろ~みん 氏
【対応OS】
Windows XP/Vista/7/8/8.1
【ソフト種別】
シェアウェア 648円(税込み)
【バージョン】
1.00(15/05/03)

(市川 祐吉)