【第68回】
Twitterクライアント「twicca」のプラグインを一挙紹介
翻訳や下書き保存ができるプラグインから“あとで読む”・画像投稿プラグインまで
(11/10/05)
『杜のAndroid研究室』では、スマートフォン向けOS“Android(アンドロイド)”をテーマに、窓の杜スタッフが厳選したアプリなどを紹介していく。今回は、多機能な国産Twitterクライアント「twicca」のプラグインの使い方と機能を紹介しよう。
プラグインで「twicca」の機能を拡張
「twicca」は、Twitterを利用するための基本機能が充実しているほか、ツイートの色分け表示などの独自の機能も備えたクライアントアプリ。「twicca」専用のプラグインを別途インストールすることでさまざまな機能を拡張可能。開発者のTetsuya Aoyama氏による純正プラグインのほか、サードパーティーによるプラグインも数多く公開されている。
ツイートを翻訳して投稿・閲覧「翻訳プラグイン for twicca」
「翻訳プラグイン for twicca」は、ツイートを翻訳してから投稿したり、タイムライン上のツイートを翻訳できるプラグイン。ツイートの投稿時に入力エリアの下にある[▼]ボタンを押し、表示されるメニューで[翻訳する]項目を選択すれば言語を選んでツイートを翻訳し、投稿することが可能。
タイムライン上のツイートを翻訳する場合は、ツイートをタップしたときに表示されるメニューで[翻訳する]項目を選択すれば、ポップアップで翻訳結果を確認できる。翻訳には“Google翻訳”が使用されていて、翻訳前の言語を自動で検出できる上、多数の言語をサポートしている。なお、非公開のツイートとダイレクトメッセージの翻訳はできない。
- 【著作権者】
- Tetsuya Aoyama 氏
- 【対応OS】
- Android 1.6以降
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.1.1(10/11/03)
作成中のツイートを途中で保存できる「下書きプラグイン for twicca」
「下書きプラグイン for twicca」は、「twicca」にツイートの下書き保存機能を追加するプラグイン。ツイート作成画面で入力エリアの下にある[▼]ボタンを押し、表示されるメニューで[下書きを保存]項目を選択すれば作成中のツイートを保存可能。
[▼]ボタンを押したときのメニューで[保存済みの下書きを一覧]項目を選択し、一覧表示から保存した下書きを選べば、下書き入力エリアへ入力可能。また、保存した下書きを編集して上書き保存することもできる。
- 【著作権者】
- mstssk 氏
- 【対応OS】
- Android 1.6以降
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.3.2(11/08/15)
Twitterのプロフィールから名刺を作成「名刺プラグイン for twicca」
「名刺プラグイン for twicca」は、Twitterに登録している自分のプロフィールから名刺を模した画像を作成し、共有や交換ができるプラグイン。端末の[メニュー]ボタンを押したときの[その他]項目から[名刺を表示]を選択すると、Twitterのアカウント名やアイコンなどが記載された名刺画像が表示される。
名刺画像の表示画面で[メニュー]ボタンを押し、表示されるメニューで[共有]項目を選択すれば、連携するアプリを起動して、画像のメール送信などが可能。また、TwitterのユーザーページのQRコードを生成して表示する機能も備えているほか、Bluetoothを使って名刺画像を交換することもできる。
- 【著作権者】
- Tetsuya Aoyama 氏
- 【対応OS】
- Android 1.6以降
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.1.4(10/09/23)
ツイートを手軽にコピー&ペースト「コピペプラグイン for twicca」
「コピペプラグイン for twicca」は、ツイートをクリップボードにコピーしたり、クリップボードにコピーしたテキストを貼り付けてツイートを作成できるプラグイン。タイムライン上のツイートをタップすると表示されるメニューの[ツイート本文をコピーする]項目を選択すると、ツイートのコピーが可能。コピーしたツイートをメールやメモなどのほかのアプリで貼り付けられる。なお、非公開のツイートはコピーできない。
ツイート作成時には、クリップボードにコピーしているテキストを簡単に貼り付け可能。テキストを貼り付けるには、入力エリアの下に表示される[▼]ボタンを押し、メニューの[ペーストする]項目を選択すればよい。また、検索画面の下部で右から2番目にあるボタンを押し、表示されるメニューの[ペースト]項目を選択すれば、クリップボードにコピーしているテキストでツイート検索ができる。
- 【著作権者】
- Toro 氏
- 【対応OS】
- Android 1.5以降
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.0(11/06/17)
ツイートの文字化けを解消!「TofuBuster not only for twicca」
「TofuBuster not only for twicca」は、文字化けしたツイートを正しく表示できるプラグイン。文字コードの違いにより、ツイートに含まれる顔文字などが「twicca」では正しく表示されず、文字の代わりに四角形が表示されてしまうことがある。そんなときにツイートをタップして、表示されるメニューで[トーフよ消え去れ!]項目を選択すれば、ポップアップで文字化け前のツイートを確認可能だ。
本プラグインは「twicca」以外にも、Twitter公式クライアントの「Twitter」をはじめとする複数のクライアントアプリで利用できる。「Twitter」などでは、[共有]メニューのアプリ一覧から呼び出す形で、正しく表示されたツイートを確認できる仕組み。
- 【著作権者】
- kanzmrsw 氏
- 【対応OS】
- Android 2.2以降
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 2.1/10(11/08/04)
マッシュルームを起動して文字入力「twicca マッシュルーム プラグイン」
「twicca マッシュルーム プラグイン」は、「Simeji」や「ATOK」などの日本語入力アプリで使える“マッシュルーム”を起動して、「twicca」で文字入力ができるプラグイン。ツイートの作成画面で入力エリアの下に表示される[▼]ボタンを押し、メニューの[マッシュルームを起動]項目を選択すると、マッシュルーム一覧が表示されて個々のマッシュルームを起動可能。
プラグインの設定画面でマッシュルームごとに“挿入モード”と“変換モード”を設定でき、たとえば、顔文字を入力するマッシュルームの場合は“挿入モード”に設定することで、入力したツイートに追加する形で顔文字を入力可能。テキストを方言などに変換できるマッシュルームの場合は、“変換モード”に設定することで、あらかじめ入力していたツイートを変換することができる。
- 【著作権者】
- Noriyuki Kaname 氏
- 【対応OS】
- Android 1.6以降
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.0.3(11/03/27)
“お気に入り”に登録したツイートをチェック
自分やほかのユーザーが“お気に入り”に登録したツイートをチェックしたいときに便利なプラグインが「favstar.fm プラグイン for twicca」と「ふぁぼったープラグイン for twicca」だ。それぞれ、Twitterのお気に入り収集サイト“favstar.fm”と“ふぁぼったー”に対応したプラグインとなっており、端末の[メニュー]ボタンの[その他]項目を選択したときのメニューから、各サービスのWebページをWebブラウザーで開ける。
各サービスのWebページでは、ほかのユーザーがお気に入りに登録した自分のツイートを確認できるほか、自分がお気に入りに登録したツイートがほかのユーザーにお気に入りへ登録された数をチェック可能。たくさんのユーザーがお気に入りに登録した話題のツイートなどを確認することもできる。
「favstar.fm プラグイン for twicca」
- 【著作権者】
- Tetsuya Aoyama 氏
- 【対応OS】
- Android 1.6以降
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.1.0(10/09/15)
「ふぁぼったープラグイン for twicca」
- 【著作権者】
- Tetsuya Aoyama 氏
- 【対応OS】
- Android 1.6以降
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.1.0(10/09/15)
ツイートを“あとで読む”機能を追加する
ツイートに書かれたURLのWebページをあとでじっくり読みたいときに役立つ“あとで読む”機能を「twicca」に追加するプラグインが、「twicca ReadItLater plug-in」と「twicca Instapaper plug-in」だ。Webページを“あとで読む”には、あらかじめプラグインの設定画面で“あとで読む”サービス“Read It Later”または“Instapaper”のアカウントを設定しておき、ツイートをタップしたときのメニューで[ReadItLaterに追加]または[Instapaperに追加]項目を選択する。
すると“あとで読む”サービスにツイートを登録でき、それぞれのサービスのクライアントアプリやWebブラウザーなどで、登録したツイートやツイートに含まれるURLのWebページをあとから簡単に閲覧できる。
「twicca ReadItLater plug-in」
- 【著作権者】
- Senbei 氏
- 【対応OS】
- Android 1.6以降
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.1(11/04/03)
「twicca Instapaper plug-in」
- 【著作権者】
- Senbei 氏
- 【対応OS】
- Android 1.6以降
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.2.0(11/04/06)
さまざまな画像共有サービスに画像をアップロード
「twicca」で画像を投稿する際に使われる画像共有サービスは、デフォルトでは“yfrog”となっている。だが、画像投稿用のプラグインをインストールすれば、ほかの画像共有サービスを利用することが可能だ。
画像投稿用のプラグインは、“flickr”を利用できる「twicca flickr プラグイン」や、Picasaを利用できる「Picasa plug-in for twicca」、“フォト蔵”に画像を投稿する「twicca フォト蔵プラグイン」、“はてなフォトライフ”に投稿できる「はてなフォトライフ プラグイン for twicca」のほか、“yfrog”や“TwitPic”など8つの画像共有サービスを選択して利用できる「twicca マルチ画像プラグイン」などが公開されている。
各プラグインはツイート作成画面で画像を添付したあとで、[アップロード]項目を選択して表示される選択メニューから、それぞれのプラグインを選択することで画像をアップロード可能。あらかじめアカウントの設定が必要なプラグインもある。また、「はてなフォトライフ プラグイン for twicca」は、「はてなフォトライフ for Android」「はてなログイン管理」という2つのアプリを別途インストールする必要がある。
「twicca マルチ画像プラグイン」
- 【著作権者】
- Eiichi YOSHIKAWA 氏
- 【対応OS】
- Android 1.6以降
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.0.21(11/09/24)
「twicca flickr プラグイン」
- 【著作権者】
- dmp 氏
- 【対応OS】
- Android 1.6以降
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.42(10/08/24)
「Picasa plug-in for twicca」
- 【著作権者】
- Naoto Murata 氏
- 【対応OS】
- Android 1.6以降
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.6.0(10/12/18)
「twicca フォト蔵プラグイン」
- 【著作権者】
- yuji.developer 氏
- 【対応OS】
- Android 1.5以降
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.3(11/02/02)
「はてなフォトライフ プラグイン for twicca」
- 【著作権者】
- Tetsuya Aoyama 氏
- 【対応OS】
- Android 1.6以降
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.1.2(10/09/15)
“Tumblr”にツイート・画像を簡単投稿できる「twicca Tumblrプラグイン」
「twicca Tumblrプラグイン」は、閲覧したツイートをミニブログの“Tumblr”に引用(Quote)して投稿したり、画像のアップロード先としてTumblrを使い、URLをツイートできるようにするプラグイン。タイムライン上のツイートをタップし、表示されるメニューで[ツイートをTumblrへ投稿する]を選択すれば、Tumblrへの引用投稿が可能。
また、ツイート作成画面で画像のアップロードを行うと、画像共有サービスの選択メニューが表示され、[twicca Tumblrプラグイン]を選択すれば、Tumblrに画像をアップロードできる。アップロードした画像のURLが入力エリアに挿入され、そのままURLをツイートすることが可能だ。
- 【著作権者】
- yuji.developer 氏
- 【対応OS】
- Android 1.5以降
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.4(11/01/27)
画像をモザイク処理してアップ「かんたん顔モザイクプラグイン for twicca」
「かんたん顔モザイクプラグイン for twicca」は、画像にモザイク処理などの加工を施してTwitterに投稿できるプラグイン。画像のアップロードを選択した際の画像共有サービスの選択メニューで[かんたん顔モザイク]項目を選択すれば、表示される編集画面で画像の加工が可能。加工した画像のアップロード先は“yfrog”や“ついっぷるフォト”など5つの画像共有サービスから選択できる。
編集画面では画像の顔部分を自動認識してモザイクをかけたり、画像全体にモザイクをかけることが可能。モザイクの粗さはプラグインの設定画面で4段階から選択できるほか、画像を90度ずつ回転できる。
- 【著作権者】
- 岐阜IT協同組合
- 【対応OS】
- Android 1.6以降
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.0.1(11/09/05)