いまさら聞けないExcelの使い方講座

【Excel】同じ内容を何度も入力するのは面倒! エクセルで複数のセルに同じデータを一括入力するテク

 Excel(エクセル)は、仕事や普段の生活で使う機会の多い、最も身近なアプリケーションのひとつです。しかし、「イマイチよくわからないまま使っている」「実は少し苦手……」という人も多いのではないでしょうか? この連載では、いまさら人に聞けないけど、知っていれば必ず役に立つ、Excelを使いこなすためのノウハウを紹介します。

複数のセルに同じ内容を何度も入力するのは面倒

 名簿などを作成するとき、複数のセルに同じ内容を何度も入力しなければならない場合があります。入力するセルの数が少なければそれほど手間には感じませんが、セルの数が多くなればなるほど、同じ内容を繰り返し何度も入力するのは面倒になってきます。

 今回は、複数のセルに同じ内容を一括で入力するテクニックを解説します。

複数セルを選択するテクと複数セルに入力を一括反映するテク

 新しく作成する社員名簿で、前の所属部署が同じである社員のデータを一括で入力する例を考えてみましょう。

 同じ部署名を入力したい複数のセルを選択します。離れたセルを同時に選択したい場合は、まず1つ目のセル(①)をクリックします。

 続けて、[Ctrl]キーを押しながら2つ目以降のセルをクリックしていきます(②)。

 セルが選択された状態で、部署名を入力します(③)。最後のセルだけに入力されているように見えますが、問題ありません。入力が完了したら、[Ctrl]キーを押しながら[Enter]キーを押します(④)。

 [Ctrl]キーを押しながら[Enter]を押さないと、入力した内容が最後に選択したセルにしか反映されないので注意しましょう。

 選択したすべてのセルに、入力した内容が一括で反映されました(⑤)。

同じ内容は一括で入力して作業時間を短縮しよう

 今回は、複数のセルに同じ内容を一括で入力するテクニックを解説しました。[Ctrl]キーを押しながら操作するだけで、複数の離れたセルを選択できるだけでなく、それらのセルに同じ内容を一度に入力することが簡単にできることがおわかりいただけたのではないでしょうか。

 この操作方法を使えば作業時間を大幅に短縮できますし、表記ゆれも防ぐことができます。いろいろな場面で役立つテクニックなので、ぜひ覚えておいてくださいね。