もじ夢中

「瀬戸フォント」の作者が復帰! 新作「HonobonoPop」を公開

イラストで着飾った「おめかしふぉんと」の配布も再開

「HonobonoPop」および「おめかしふぉんと」

 「HonobonoPop」は、「瀬戸フォント」の作者が復帰後に初めて公開した新作フォント。英数字と一部の記号を収録し、白抜き文字を手書き風にかわいらしく仕上げている。コンパクトでありながらボリュームもあるデザインは、小動物のような柔らかさと愛らしさを感じさせる。

 2014年9月、JIS第四水準までの漢字を収録する手書き風フォント「瀬戸フォント」をオープンソース化した同作者は、すべての無料フォント制作・配布を休止していた。ちょうど2年間の中断から復帰するに際し、バックアップが残っていた旧作品も再公開したとのこと。また、復帰前の2015年4月に作者自身の名前を“瀬戸のぞみ”から“かに沢のりお”へと一新している。

 配布を再開した旧作品の中には、「瀬戸フォント」と同様の人気を誇った「おめかしふぉんと」が含まれる。「瀬戸フォント」の取り扱いについては今のところ言及されておらず、改名のこともあるので区別して考える必要がありそうだ。

 新作「HonobonoPop」と旧作品群はいずれも、フォントそのものの販売、商標・意匠登録、アプリへの埋め込み、Webサイト上での再配布、違法コンテンツを含む迷惑行為への利用が厳禁。また、「おめかしふぉんと」に限り、その文字がデザインの中心となる創作物は販売できない。

 それ以外の用途では幅広く無償利用することができ、ソフトウェアへ同梱する形での再配布、Webフォントとしてのアップロード、LINEスタンプへの利用が具体的な使用例として挙げられている。なお、使い方などのサポートは受けられない。同作者が活動を休止した理由は過剰な問い合わせであったため、十分に注意しよう。

「HonobonoPop」
【著作権者】
かに沢のりお 氏
【ライセンス】
無料
【バージョン】
1.000(16/09/22)