【第417回】
“80年代風”縦スクロールシューティングゲーム「stoic」
ターゲットと隠しコアを破壊して得点&ライフをゲットせよ!
(10/06/18)
『週末ゲーム』では、インターネット上でたくさん公開されているゲームのなかから、選び抜いた良作を毎週紹介していく。今回は、ターゲットや隠しコアの破壊でスコア獲得や自機の強化をしながらクリアを目指す縦スクロールシューティングゲーム「stoic」を紹介しよう。
弾幕系とは違った魅力をもつシンプルなシューティングゲーム
「stoic」は、全4ステージのクリアを目指す縦スクロールシューティングゲーム。ショットのみで地上物や敵機をひたすら破壊していくというシンプルなシステムながら、ステージ内に隠された“エネルギー・コア”や“ボーナス・ターゲット”を見つけないと全ステージクリアが困難というお宝探し的な要素があり、ボリュームこそ大きくはないが、何度もプレイしたくなる魅力をもっている。敵弾の数はそれほど多くはないが、敵機のスピードは速く難易度は高めだ。舞台は宇宙空間で、グラフィックはファミコンやPCエンジンの時代を彷彿とさせるドット絵となっている。
本作はライフ制を採用しており、ゲーム開始時の初期ライフ数および最大数は3。敵や敵弾に触れるとミスになり、ゼロのときにミスをするとゲームオーバーだ。コンティニューはなく、ゲームオーバーになると最初からのプレイとなる。各ステージの最後に待ち構えているボスを倒すとステージクリアだ。
操作はカーソルキーで自機の移動、[Z]キーでショットのみ。敵機も地上物もショットだけで破壊できる。基本的にはひたすら破壊していくだけのゲームではあるが、地上物には耐久度が高いものもあり、それが壁となって敵機にショットが当たりにくくなることも。敵機と敵弾だけではなく、地上物にも気を配ることが重要なポイントだ。
また、ライフはステージの中盤から後半にある“LIFE”と書かれた地上物を破壊することで1つ回復する。ステージ3以降では敵の攻撃がかなり激しくなるので、ライフを確実に回復するように心がけたい。
ステージ内に隠されたコアとターゲットを見つけ出そう
このゲームで最大のポイントになるのが、“ボーナス・ターゲット”と“エネルギー・コア”の存在だ。“ボーナス・ターゲット”は2種類あり、黄色い“イエロー・ターゲット”は破壊するとステージクリア時にボーナス点が入る。これは通常の地上物として配置されているので、すぐに発見できるハズだ。もう1つが青い“ブルー・ターゲット”。こちらは隠されており、ショットが当たると出現する。破壊するとステージクリア時にライフが回復するが、すべて破壊していれば、最大ライフ数が1つアップというボーナスが発生する仕組みだ。
またエネルギー・コアは、全4ステージを通して1つだけ隠されているスペシャルなアイテム。10万点という得点に加え、最後の戦いとなるステージ4のボスをパワーダウンさせて倒しやすくする効果がある。隠されているので慎重に探す必要があるが、どうしても見つけられない場合は、本作の実行ファイルと同じフォルダにある“説明書&攻略情報.txt”にヒントが書かれているのでチェックしよう。
とはいえ、コアとターゲット探しに没頭すると敵機の撃破がおろそかになって、アッという間にゲームオーバーとなってしまう。最初のプレイではクリアを狙わず、コアとターゲットの位置を確かめると割り切ったほうが得策だ。シンプルなゲームだが、ブルー・ターゲットを見逃すとライフの最大値がアップができないという設定が常に緊張感を生み出している。1ステージ目はそれほど難易度は高くないが、3ステージ目からは難易度が飛躍的に上昇するためやりがいもバツグン。弾幕避けとは違ったシューティングゲームのストイックな面白さを再確認できる作品だ。
- 【著作権者】
- 平尾 真一 氏
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.1(10/05/01)
- 【ファイルサイズ】
- 10.8MB