【第424回】
ランダム進行型シューティングゲーム「Star Shooter Maximum 2010」
同じ状況は二度とない、一発勝負の緊張感がプレイヤーを熱くする
(10/08/27)
『週末ゲーム』では、インターネット上でたくさん公開されているゲームのなかから、選び抜いた良作を毎週紹介していく。今回は、プレイするごとに敵の出現パターンが変化する縦スクロールシューティングゲーム「Star Shooter Maximum 2010」を紹介しよう。
判断力と運で勝負が決まる緊張感が大きな魅力
「Star Shooter Maximum 2010」は、ステージの概念がなく、ショットを駆使してひたすら敵を倒し、ハイスコアを目指すストイックな縦スクロール型シューティングゲーム。敵の出現パターンが毎回変化するのが特徴で、“やられながら敵の出現場所や攻撃パターンを覚える”というシューティングゲームで王道の攻略法が通じない。さらに、敵や敵弾に一度でも触れると即ゲームオーバーで最初からやり直しとなるため、緊張感のあるプレイを毎回楽しめるのが大きな魅力だ。プレイヤーの判断力と運が試されるゲームと言える。
操作は、カーソルキーで自機の移動、[Z]キーでショット、[X]キーで“サポート・ポッド”のフォーメーション変更となる。サポート・ポッドとは自機の周りに追従する2機のオプションで、ショットを発射するほか敵弾を防ぐ壁にもなる。フォーメーションは、自機の前方に展開する“TWO-TOP”、左右の側面に展開する“SIDE WING”、後方に展開する“BACK FIRE”の3種類があり、敵の種類や出現場所に合わせて的確なフォーメーションに変更することが大切だ。
さらに、サポート・ポッドは[X]キーを押し続けると光に包まれ威力の高い“ビームセイヴァー”という近接武装に変化する。ビームセイヴァーは攻撃範囲が狭いものの、サポート・ポッドよりも広い範囲の敵弾を打ち消すこともでき、攻守ともに活躍する武器だ。ただし、ビームセイヴァーの展開中はショットが撃てなくなるので離れた場所にいる敵を倒したい場合には向いていない。
まずはボスの撃破を目指してみよう
本作は迫り来る敵をひたすら倒し続けてハイスコアを目指すゲームだが、プレイする上での区切りとなる目標も用意されている。それが画面左下にある“BOSSゲージ”だ。これは敵を倒すと増えていき、ゲージがフルになると巨大なボスが登場する。ボスにダメージを与えるとBOSSゲージが減少し、ゼロになるとボス撃破で再びゲージが溜まりだす仕組みだ。なお、ボスを倒すと勲章を獲得できるほか、敵の攻撃が強力になるなど難易度が上昇する。
一度でも敵や敵弾に触れるとゲームオーバーという厳しい条件のため、最初のうちは1分持ちこたえるのも難しい。長くプレイを続けるコツは、敵ごとの攻撃パターンを覚えて、的確なフォーメーションを選ぶことだ。次にどの敵が出現するかはまったくのランダムではあるが、個々の敵の攻撃パターン自体は“青いレーザーを撃ってくる”“横方向に移動する”などある程度の法則がある。そのため、横に移動する敵ならSIDE WINGなど、敵が見えた瞬間に最適なフォーメーションへ切り替えられるようになれば生存率が上がるだろう。また、まれに敵弾で画面が埋まる“流星弾”と呼ばれる攻撃が発生することがあり、この場合はビームセイヴァーで防ぐのが有効となる。
なお、シューティングゲーム初心者向けの支援機能も用意されている。本作の標準設定では、ショットを連射するにはキーの連打が必要だが、画面上部のメニューより“連射機能を使用”にチェックを入れると、キーを押しっぱなしで連射できるようになる。
このほか、“初心者の盾を使用”にチェックを入れると自機の周囲に敵弾を防ぐバリアが張られる。バリアに敵弾が触れるとバリアが画面全体に広がっていき、敵にダメージを与えるボムのような役割に変化するため非常に強力だ。ただし、拡大後はバリアが消滅し、一定時間経過するまでは復活しない。この間に敵や敵弾に触れるとゲームオーバーとなる。また、初心者の盾を使った場合はハイスコアや勲章獲得が記録として残らないほか、4回目のボス勝利後にエンディングが挿入される。ゲームに慣れるためにも、まずはボスの撃破やエンディングを目指してみるのもいいだろう。
敵の出現がランダムなため、ハイスコア獲得には運の要素も絡むが、毎回新鮮な気持ちでプレイできるのが大きな魅力。ただし、敵の攻撃は激しく難易度は高めだ。このほか、スコアなどによって登場するいくつかの“シークレット要素”も用意されているので、それを見つける楽しみもある。緊張感のあるシューティングゲームを求めているなら、プレイしてみてはいかがだろうか。
- 【著作権者】
- ARECT、LEGASYSWARE
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows XP/Vistaで動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.02
- 【ファイルサイズ】
- 23.8MB