やじうまの杜
機械学習で線画を自動着色してくれるWebサービス“PaintsChainer”がスゴいと話題に
セットアップが簡単なローカルツールの登場にも期待
2017年1月30日 15:34
“やじうまの杜”では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。
線画を着色してくれるWebサービス“PaintsChainer”が、“Twitter”などで話題を呼んでいます。深層学習(ディープラーニング)のフレームワーク「Chainer」を利用しており、機械学習でほぼ自動着色してくれる驚きのサービスです。
けっこう反響を頂いた線画の自動着色のデモ版を公開しましたーhttps://t.co/pOjQBCkV9r
— たいやま (@tai2an)2017年1月27日
ブログ記事はこちら↓
chainerで線画着色をwebサービスにして公開してみたhttps://t.co/TgyJWykETz
ソースコード、学習済みモデルも公開してますpic.twitter.com/TCfOp3uZo5
試しに編集部でもやってみました。まず、素材ファイルをサービスに読み込ませます。素材ファイルはJPEG形式または非透過のPNG形式でなければなりません。読み込ませたら画面右上の[colorize]ボタンが濃い青色になるまで待ちます。
[colorize]ボタンが濃い青色になったら、さっそく押してみましょう。――ちゃんと着色されました! 色を指定したわけでもないのに、それっぽい色で塗られているのが不思議ですね。濃淡で立体感が表現されているのもすごいと思います。
また、自分で色を指定することもできます。ツールバーにある描き込みツールを利用して素材に色を足してあげると、それをヒントに着色が行われます。ヒントの描き込みは、しっかり面を塗る必要はなく、ちょちょいと適当に線を引くだけでOKです。最初はうまくいかないかもしれませんが、うまく活用できれば自分のイメージにより近い着色も可能でしょう。
Twitterでも着色例がたくさんあげられています。ものによってはノーヒントでもかなりいい感じに着色してくれるみたいですね。
自動着色を試してみました。レインボーにゃんこpic.twitter.com/i9ZxChdCht
— smison@ティアX22a (@smison)2017年1月27日
chainerで自動着色するデモがWebサービスとして公開されていたので、試してみました!ノーヒントでも、ここまで綺麗に着色できているのが驚きですねhttps://t.co/c6V8HRuNKkpic.twitter.com/YM7KJ1Nmpo
— 暁 (@cham05694773)2017年1月27日
なお、時間帯によっては混雑してサービスが正常に稼働しない場合があります。その場合は、時間を置いて再度挑戦してみるとよいでしょう。個人的には、二次元画像をキレいに拡大できるWebサービス“waifu2x”を手軽に使えるようにした「waifu2x-caffe」のような、セットアップが簡単なローカルツールの登場にも期待してしまいます。