窓の杜大賞ノミネート作品

【大賞候補】活版印刷のレトロな風合いを再現する「Oradano明朝GSRRフォント」

“築地体”と呼ばれるデザインのひらがな、カタカナ、1981年制定の常用漢字を再現

 “窓の杜大賞ノミネート作品”では、“2016年 窓の杜大賞”にノミネートされたソフトの紹介記事を再紹介していきます。なお、情報は掲載当時のものであり、最新の状況とは異なる場合もあるので注意してください。

 「Oradano明朝GSRRフォント」は、明治・大正・昭和初期の活版印刷で見られるレトロな風合いを再現する日本語フォント。「ORADANO明朝フォント」の改良版であり、アルファベットのデザインも漢字と同じく資料を参考に、擦れや滲みのあるものへと一新されている。

 また、収録漢字も強化。1981年制定分だった常用漢字を2010年改定分へ拡充すると同時に、青空文庫作品で使用頻度の高い漢字も2,000字から2,700字へ増えた。作者サイトでの実例でもわかるように縦書きもこなし、“青空文庫用”とも言える完成度だ。

2016年9月12日掲載の記事で続きを読む

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