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“ドック”をサポートした「Atom」v1.17.0、次期バージョンでは「GitHub」を統合
エディター内だけでコミットやマージ、プルリクエストのプレビューなどが行える
2017年5月17日 14:32
米GitHub Inc.は16日(現地時間)、テキストエディター「Atom」の最新版v1.17.0を正式公開した。Windows/Linux/Macに対応するクロスプラットフォームアプリで、現在本ソフトの公式サイトから無償でダウンロードできる。
v1.17.0では、実行状態を保存して再利用する「V8」のスナップショット機能をスタートアップ処理で活用することにより、起動時間の大幅な短縮を実現。バンドルパッケージから“jQuery”依存を排除することでパフォーマンスを向上させた。
また、ユーザーインターフェイス面では“ドック(Dock)”が新たにサポートされ、エディター画面の上下左右にパネルを固定表示しておけるようになった。現在のところドックを利用しているのはプロジェクトツリーに限られるが、パッケージによるサポートが進めば、「Atom」の使い勝手が大きく向上するだろう。
なお、同日付けで「Atom」v1.18のベータ版もリリースされている。本ベータ版の目玉は、公式の「GitHub」パッケージが提供されていること。「Atom」に「Git」と「GitHub」が統合された結果、ステージの変更やコミットの作成、ブランチの作成・切り替え、競合の解決、プルリクエストのプレビューといった作業を「Atom」エディターの中だけで完結できるようになった。
ソフトウェア情報
- 「Atom」安定版
- 【著作権者】
- GitHub Inc.
- 【対応OS】
- Windows/Mac/Linux
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.17.0(17/05/16)