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Adobe、「Flash Player 31」のセキュリティアップデートを公開

CVE番号ベースで1件の脆弱性を修正。更新プログラムの適用優先度は“2”

「Adobe Flash Player」v31.0.0.148

 米Adobe Systemsは11月13日(現地時間)、「Adobe Flash Player」の最新版v31.0.0.148を公開した。セキュリティ問題の修正を含んだ月例アップデートとなっている。

 同社が公開したセキュリティ情報(APSB18-39)によると、今回修正された脆弱性はCVE番号ベースで1件。境界外読み取りによる情報漏洩の欠陥(CVE-2018-15978)が修正された。脆弱性の深刻度は“Important”と判定されている。

 影響範囲は、デスクトップランタイム(Windows/Mac/Linux)、「Google Chrome」用プラグイン、「Microsoft Edge」「Internet Explorer 11」用のプラグイン(Windows 8.1/10)のv31.0.0.122およびそれ以前のバージョン。同社は、Linux版を除くすべてのプラットフォームで更新プログラムの適用優先度を“2(悪用の可能性は低いが早めの更新するのが望ましい)”とし、なるべく早いアップデートを推奨している(Linux版の適用優先度は“3”)。

 「Adobe Flash Player」の最新版は、現在同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。自動更新機能が有効になっていれば、通常24時間以内に自動でアップデートされる。「Internet Explorer 11」および「Microsoft Edge」用のプラグインは“Windows Update”から更新可能。また、「Google Chrome」用のプラグインも自動で最新版へ更新される。