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無料メールソフト「Thunderbird」v60.7.1が公開 ~4件の脆弱性を修正

スマートカードのPIN入力を求めるプロンプトが表示されない不具合にも対処

「Thunderbird」v60.7.1

 Mozillaは6月13日(米国時間)、メールソフト「Thunderbird」の最新安定版v60.7.1を公開した。S/MIME署名が利用されているのにスマートカードのPIN入力を求めるプロンプトが表示されない不具合が解決されたほか、いくつかの脆弱性が修正されている。

 Mozillaが公開したセキュリティアドバイザリ(MFSA2019-17)によると、修正されたセキュリティ欠陥はCVE番号ベースで4件。深刻度はMozilla基準で4段階中上から2番目の“High”が3件、最低の“Low”が1件となっている。「Thunderbird」は初期設定でJavaScriptが無効になっているため「Firefox」ほどのリスクはないが、有効にしている場合は注意したい。

 「Thunderbird」はWindows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在MozillaのWebサイトからダウンロード可能。Windows版はWindows 7/8/10/Server 2008 R2に対応しており、窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。自動更新機能を利用したアップデートも可能だ。