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Microsoft、Linuxカーネルの「exFAT」サポートを支援へ

「exFAT」の技術仕様を公開。特許問題に煩わされることなくLinuxで利用可能に

公式ブログ“Open Source Blog”

 米Microsoftは8月28日(現地時間)、Linuxカーネルにおける「exFAT」ファイルシステムのサポートを支援していく方針を明らかにした。

 「exFAT」は、Microsoftが主にリムーバブルメディア向けに開発したファイルシステム。Windows以外にも、SDカードやUSBフラッシュドライブなど、多くのストレージで利用されている。

 同社は最近、Linuxへの歩み寄りを進めており、今回の発表もその一環といえる。「exFAT」の技術仕様を公開し、相互運用可能な実装の開発を促進するとともに、Open Invention Network(OIN)の“Linux System Definition”を改訂し、「exFAT」をサポートしたLinuxカーネルを含める支援をしていく考えだ。

 OINはLinux関連の特許を管理し、Linuxに対して特許を主張しないことに同意した企業や個人に特許をロイヤリティフリーでライセンスする企業コンソーシアム。改訂が承認されれば、特許問題に煩わされることなくLinuxで「exFAT」ファイルシステムを利用できるようになる。