ニュース

Oracleのセキュリティ更新 ~「Java」で8件、「VirtualBox」で11件、「MySQL」で34件の脆弱性に対処

2023年4月「Critical Patch Update」を実施

Oracle、2023年4月「Critical Patch Update」を実施

 米Oracleは4月18日(現地時間、以下同)、四半期ごとに実施される定例セキュリティアップデート(Critical Patch Update:CPU)の内容を発表した。「Oracle Java SE」や「MySQL」、「Oracle VM VirtualBox」などの製品で新たに433件の脆弱性が修正されている。

 「Oracle Java SE」関連では、新たに8件の脆弱性が修正された。このうち7件は認証なしでリモートから悪用可能で、「CVSS 3.1」ベーススコアの最大は「7.4」。以下のバージョンへのアップデートが推奨されている。

  • Oracle Java SE 20.0.1
  • Oracle Java SE 17.0.7
  • Oracle Java SE 11.0.19
  • Oracle Java SE 8 Update 371

 仮想化(Virtualization)関連で新規に対処された問題は11件。いずれも「Oracle VM VirtualBox」に影響し、「CVSS 3.1」ベーススコアの最大は「8.2」。うち1件は認証なしでリモートから悪用可能で、v7.0.8/6.1.44.156814へのアップデートが必要だ。

 そのほか、「Oracle MySQL」で34件の脆弱性が修正されるなど、多くの製品に修正パッチが提供されている。次回のCPUは7月18日に実施される予定だ。