NEWS(11/10/04 14:18)
「Adobe Flash Player 11」「Adobe AIR 3」がついに正式公開
3DグラフィックスAPI“Stage 3D”が搭載、Flashプラグインの64bit OSサポートも
米Adobe Systems Incorporatedは3日(太平洋標準時)、デスクトップPC向けの「Adobe Flash Player 11」および「Adobe AIR 3」の正式版を公開した。開発版に位置付けられる「Adobe AIR and Adobe Flash Player Incubator」から約7カ月の開発期間を経ての正式公開となる。現在同社のWebサイトからダウンロード可能。
「Adobe Flash Player 11」では、これまで“Molehill”というコードネームで呼ばれてきた新しい3DグラフィックスAPI“Stage 3D”を搭載。v10.1までのAPIが2Dコンテンツへ3D効果を加えるだけだったのに対し、v11ではGPUアクセラレーションをフル活用した本格的な3Dグラフィックスを実現できるのが特長。同社によると、v10.1に比べて1,000倍以上ものレンダリングパフォーマンスが得られるという。
また、64bit版OSが正式にサポートされたのも注目すべき点。これまで「Adobe Flash Player」プラグインには64bit版が用意されておらず、Flashコンテンツを楽しむためには64bit OSでも32bit版のWebブラウザーを利用する必要があったが、今後は64bit版Webブラウザーの利用が拡大するのではないだろうか。なお、「Adobe Flash Player」の64bit版対応はWindows 7のみとなる。
一方、「Adobe AIR 3」では「Adobe Flash Player 11」の新機能に加え、ネイティブコードで記述されたライブラリを利用できる“Native Extension”などがサポートされている。また、これまでiOSでのみサポートされてきたランライムの同梱配布がWindowsなどほかのプラットフォームでも利用可能になった。
「Adobe Flash Player」
- 【著作権者】
- Adobe Systems Incorporated
- 【対応OS】
- Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/7 x64
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 11.0.1.152(11/10/03)
「Adobe AIR」
- 【著作権者】
- Adobe Systems Incorporated
- 【対応OS】
- Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7など
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 3.0.0.4080(11/10/03)