使ってわかるCopilot+ PC
第105回
Copilotキーをカスタマイズして別のAIアプリを呼び出す設定手順
ただし対応アプリは「ChatGPT Classic」などごく少数の模様
2026年7月31日 07:52
Copilotキーの有効活用を考える
Copilot+ PCの導入とともに、キーボードに追加されたCopilotキーはお使いだろうか。Copilotを頻繁に使う方には便利だと思うが、そうでない方、別のチャットAIをメインに使っている方だと、全く使っていないかもしれない。
せっかくあるキーを無駄にするより、使い道を探した方がいい。Copilotキーに別の機能を持たせる設定方法をご紹介する。
「Copilot」から「ChatGPT」に変更は可能
設定手順は、Windowsの設定を開き、[Bluetoothとデバイス]-[キーボード]とたどって、[キーボードのCopilotキーをカスタマイズする]の設定を変更する。標準では多くの場合、「Copilot」になっているはずだ。
設定項目には、[Copilot]のほかに[検索]と[カスタム]がある。
ここで[カスタム]を選ぶと、別のAIを呼び出せる設定に変更できる。筆者の環境だと、[Copilot]のほか、[ChatGPT Classic]が選択できた。PCにあらかじめ「ChatGPT Classic」アプリをインストールしてあったためで、インストールしていないPCでは表示されない。
筆者はほかに「Claude」のデスクトップアプリもインストールしてあるが、これは設定項目に出てこなかった。設定に追加する方法も見当たらない。
これはユーザーが任意に登録できる仕組みではなく、ソフトの開発者側が設定するものとなっている。具体的には、「Microsoft Copilot ハードウェア キー プロバイダー」という仕組みで、アプリ側で『Copilotキーの切り替えに対応します』と宣言しておく必要がある。
この仕組みはMicrosoft Storeで配信されているアプリにしか適用されないため、その他からダウンロード提供されているソフトはそもそも対象外。よってMicrosoft Storeからダウンロードした「ChatGPT Classic」はこれに対応していて、公式サイトからダウンロードした「Claude」アプリは非対応ということだ。
対応アプリを確認
Microsoft Copilot ハードウェア キー プロバイダーに対応する他のソフトがあるのかはきちんと調べられていないが、筆者が知る範囲では「Microsoft 365 Copilot」くらい。「GitHub Copilot App」は対応していなかった。
どれが対応しているのかはアプリの説明を見てもわからないので、インストールしてみて設定を開いて、項目が増えているかを確認することになる。ちなみに、今インストールされているソフトの中で、対応するものを探すPowerShellコマンドを用意したので、気になる方はお試しいただきたい。
Get-AppxPackage | ForEach-Object {
$manifestPath = "$($_.InstallLocation)\AppxManifest.xml"
if ($_.InstallLocation -and (Test-Path $manifestPath)) {
if (Select-String -Path $manifestPath -SimpleMatch "com.microsoft.windows.copilotkeyprovider" -Quiet) {
$_ | Select-Object Name, PackageFamilyName
}
}
}
利用するには、まず上記のスクリプトを「PowerShell」に貼り付ける。この時、テキストを張り付けるとコマンドが実行される可能性があるという旨の警告ダイアログが表示されるが、[強制的に貼り付け]ボタンを押して許可してよい。あとは[Enter]キーを押せば、結果が表示される。
あとは[検索]に設定する方法。タスクバーの検索ボックスをクリックした時と同じように、検索のウインドウがポップアップする。検索ボックスのテキスト入力を受け付ける状態にもなるので、マウスを使わずキーボードショートカットから即検索という動きができるのはなかなか便利だ。
ちなみにMicrosoft Storeで配信されている「ChatGPT」アプリのうち、「ChatGPT Classic」はCopilotキーに対応しているが、後から登場した「ChatGPT」は対応していない。「ChatGPT Classic」の方がシンプルで軽快なので、あえてそうしているのだと思うが、ユーザーに選択肢は欲しかった。
ここで紹介した機能変更では物足りないという場合は、「PowerToys」などを使ってCopilotキーの機能そのものを変えてしまう方法もある。どうするかはユーザーの自由なので、あるものは便利に使っていただければと思う。
1977年生まれ、滋賀県出身
ゲーム専門誌『GAME Watch』(インプレス)の記者を経てフリージャーナリスト。ゲーム等のエンターテイメントと、PC・スマホ・ネットワーク等のIT系にまたがる分野を中心に幅広く執筆中。1990年代からのオンラインゲーマー。窓の杜で連載『石田賀津男の『酒の肴にPCゲーム』』(AKIBA PC Hotline!に移動)、『使ってわかるCopilot+ PC』などを執筆。
・著者Webサイト:https://ougi.net/
























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