意図しないウィンドウのスナップで混乱 ……防止策がWindows 11でテスト開始

同社のアナウンス

　米Microsoftは1月24日（現地時間）、「Windows 11 Insider Preview」Build 22635.4805（KB5050105）をBetaチャネルでリリースした。本ビルドでは、「ウィンドウ スナップ」（Snap your windows）で新しい機能がテストされている。

　ウィンドウを狙ったレイアウトですばやくデスクトップに並べるため、Windows 10/11にはさまざまなスナップ機能が搭載されている。ウィンドウの最大化ボタンへマウスホバーすると現れる「スナップ レイアウト」（Snap Layout）、ウィンドウをデスクトップ上部へドラッグすると現れるスナップバー、ウィンドウをレイアウトする各種ショートカットキーなどが代表だ。

ウィンドウの最大化ボタンへマウスホバーすると現れる「スナップ レイアウト」（Snap Layout）のフライアウト。一緒に並べるアプリはAIが提案してくれる

ウィンドウをデスクトップ上部へドラッグすると現れるスナップバー。ドロップしたレイアウト通りにウィンドウを配置できる

　この機能は使いこなせると非常に便利だが、ウィンドウをドラッグするときに意図せず発動してしまうこともある。しかし、スナップ機能に関連するフライアウトやバーには何の説明もないため、どんな機能なのかをよく知らない・わかっていないユーザーにとっては混乱の種にもなりかねない。

　そこで、スナップフライアウト（ポップアップ）やスナップバーに、機能の説明を行うインラインメッセージが追加されるとのこと。スナップレイアウトは［Windows］＋［Z］キーで利用を開始できることも示される。

スナップフライアウトのインラインメッセージ

スナップバーのインラインメッセージ

　いくつかのバリエーションがテストされるとのことなので、プレビュービルドを利用しているユーザーはときどきチェックしてみよう。