Windows Insider Preview

デスクトップを分割・複数のアプリを並べる「スナップ レイアウト」がよりスマートに

レイアウトの提案でアプリウィンドウを並べる処理がワンクリックに

 このコーナーでは、「Windows 11 Insider Preview」ビルドでテストされている最新のOS機能を紹介します。ただし、テストの結果、紹介した機能が製品版OSに搭載されないこともあります。あらかじめご留意ください。

Windows 11のアプリウィンドウ配置機能「スナップ レイアウト」(Snap Layout)

 Windows 11には「スナップ レイアウト」(Snap Layout)と呼ばれるアプリウィンドウの配置機能が備わっており、ウィンドウの最大化ボタンへマウスをホバーさせると、デスクトップの分割とウィンドウの配置場所(レイアウト)を提案するパネル「レイアウト ボックス」が現れる。

 このパネルで好みの場所をクリックすると、当該アプリウィンドウがそれにピッタリと合わせて配置され(スナップ)、他の空いた領域にレイアウトするアプリを選ぶように促される。こうしてウィンドウをレイアウトしていくことで、複数のアプリを並べて表示する作業がより簡単に行えるわけだ。

複数のアプリを並べて表示する作業がより簡単に

 「Windows 11 2022 Update」(バージョン 22H2)以降では [Windows]+[Z]キー というショートカットが追加されたほか、レイアウトを数字キーで選べるため、キーボード操作だけでスナップ処理を完結できるようになったのもうれしい。

キーボード操作だけでスナップ処理を完結することも

 「Windows Insider」ビルドでは「スナップ レイアウト」のさらなる改善として、スナップするアプリとそのレイアウトを提案する機能が導入される。

スナップするアプリとそのレイアウトを提案する機能

 従来は一緒にスナップするアプリを順番に選んでいく必要があったが、人によってはこれが面倒に感じられることもあるだろう。しかし、この機能で目的にかなったレイアウトが提案されれば、複数のアプリをデスクトップにレイアウトする処理がたったのワンクリックで済んでしまう。もちろん、[Windows]+[Z]キーで「レイアウト ボックス」を表示した場合にも、この提案は行われる。

複数のアプリをデスクトップにレイアウトする処理がたったのワンクリックで

 「Windows Insider Program」でテストされる新機能はあくまでも試験的なものであり、かならずしも製品版に導入されるとは限らない。とはいえ、本機能は米国時間1月25日にリリースされたBetaチャネルBuild 22635.3130(KB5034218)に含まれており、そのまま製品版でも採用される見込みだ。