REVIEW(12/03/13)
スタイリッシュなデザインが特長の“Markdown”エディター「MarkPad」
リアルタイムプレビュー機能やブログへの投稿機能などを備える
「MarkPad(旧名:DownmarkerWPF)」は、スタイリッシュなユーザーインターフェイスをもつ“Markdown”エディター。Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 7で動作を確認した。“a code 52 project”のWebサイトからダウンロードできる。
“Markdown”とは、HTML文書への変換を前提としたプレーンテキストの記法。電子メールなどで使われているプレーンテキストの装飾記法から着想を得ており、書きやすく、テキストの状態でも読みやすい。そのため、多くのWikiエンジンやブログエンジンでHTMLへの変換に利用するテキスト記法として利用されている。
本ソフトは、そんなMarkdown記法を利用したプレーンテキストを記述するためのエディター。メイン画面は左右2分割されており、左側の編集画面でMarkdownテキストを編集すると、それがリアルタイムでHTMLへ変換され、右側のプレビュー画面で実際の体裁を確認することができる。
また、WPFを利用したスタイリッシュなユーザーインターフェイスをもち、複数のテキストをタブで切り替えて扱えるのも本ソフトの特長。単一の実行ファイルのみで動作するため、USBメモリに入れて持ち運べる点や、英語のみながらスペルチェックに対応するのもポイントだ。
さらに、“MetaWeblog API”を利用して編集したテキストを記事として投稿する機能を搭載。編集部にて“WordPress”で動作を確認している。ブログ記事を投稿する際は、HTML形式へ変換して投稿できるほか、Markdown書式のまま投稿することが可能。Markdown書式を扱うプラグインをブログエンジンに組み込んでいる場合に活用しよう。そのほか、Ruby製のブログシステム「Jekyll」向けの記事を書くためのひな形機能などを備える。
なお、編集部にて試用したところ、日本語を入力する際に変換ウィンドウがインライン表示されないことを確認した。これが気になる場合は、シンプルなMarkdownエディター「DownMarker」の利用を検討しよう。
- 【著作権者】
- a code 52 project
- 【対応OS】
- Windows(編集部にてWindows 7で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.0.0.0 BETA