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【PowerPoint】毎回同じ指示を書くのは無駄! Copilotの「スキル」で資料作成ルールを使い回す
2026年9月28日 07:56
PowerPointでCopilotに資料を作ってもらう時、スライドの内容に加えて「1スライド1メッセージ」「タイトルだけで要点がわかるようにする」といった自分なりのルールを毎回プロンプトに書いていませんか。
資料ごとに内容は変わっても、こうした作り方のルールは共通することがあります。同じ指示を繰り返すなら、PowerPointの「スキル」としてまとめておく方法があります。
以前紹介したExcelの「ブック ルール」は特定のファイルにルールを持たせる仕組みでしたが、PowerPointのスキルは別のプレゼンテーションでも呼び出して使えるのが大きな違いです。
自分が普段使っている指示をファイルとして保存して、必要な時に「スキル」として呼び出せるのです。今回は、スキルの仕組みを確認しながら、自分用の資料作成ルールを作ってみましょう。
スキルの中身は「SKILL.md」
スキルの指示内容はPowerPoint内だけに保存されるのではなく、「SKILL.md」というMarkdown形式のファイルとして保存されます。1つのスキルごとにフォルダーが作成され、その中にSKILL.mdが保存されます。
内容にはスキルの名前や用途、そのスキルを使った時にCopilotへ守ってほしい指示などが記述されています。例えば、資料作成用のスキルとして、以下のようなルールをまとめておけます。
- 1スライド1メッセージを基本とする
- タイトルだけで要点がわかるようにする
- 数値には元資料にある根拠を示す
- 1枚のスライドに情報を詰め込みすぎない
つまり、自分が普段プロンプトに書いている「資料作成の作法」を再利用できる形にしたものと考えるとわかりやすいでしょう。
Copilotと相談してスキルを作る
とはいえ、最初からSKILL.mdの内容を自分で書く必要はありません。いつもの指示をCopilotに渡せば、スキルとしてコピー&ペーストできる形に整理してもらえます。例えば以下のように条件を列挙します。
資料を作る時に、以下のルールを毎回指定しています。スキルとして使えるように整理してください。
・1スライド1メッセージを基本とする
・タイトルだけで要点がわかるようにする
・数値には元資料にある根拠を示す
・1枚のスライドに情報を詰め込みすぎない
「スキルとして使えるように」と指示したので、CopilotはSKILL.mdとして利用できる形で回答を表示してくれました。「name:」に続く「slide-writing-rules」がスキルの名前、「description:」に続く文章が説明、その下に記述された内容が手順に該当します。
---name: slide-writing-rules
description: 社内向け提案資料を作成・編集するときに毎回適用する作成ルール。新規スライドの作成、スライドの追加、既存スライドの書き換え、情報の資料化を行うときに使う。読み取り専用の質問回答や要約のみの場合は使わない。
---
# 資料作成ルール
## 適用タイミング
スライドの新規作成・追加・書き換えを行うすべての場面で、内容を書き始める**前**に適用する。
## ルール
### 1. 1スライド1メッセージ
- 1枚のスライドで伝える主張は1つに限定する。
- 主張が2つ以上あるときはスライドを分割する。1枚にまとめない。
### 2. タイトルだけで要点が伝わる
- タイトルは「トピック名」ではなく「結論の一文」で書く。
- ✕ 会議時間の現状
- ○ 会議に月960時間、社員1人あたり月8時間を使っている
- 数値が主張の中心になる場合は、タイトルに数値を含める。
- 目次を読むだけでストーリーが通るかを確認する。
### 3. 数値には根拠を示す
- 数値を載せるスライドには、元資料の出典(資料名・調査主体・対象期間)を明記する。
- 出典はスライド下部に小さく、全スライドで同じ表記に揃える。
- 例:出典:社内グループウェア利用実績、2026年8月
- 元資料に根拠がない数値は載せない。推計する場合は推計であることを明示する。
### 4. 情報を詰め込まない
- 1スライドの構成要素は、タイトル+本文ブロック3〜4個までを上限とする。
- 箇条書きは必要最小限にする。1項目は1行(最長でも2行)に収める。
- 収まらない情報は削る、別スライドに分ける、または付録に回す。
- 文字を小さくして詰め込むのではなく、文章を短くして収める。
## 仕上げチェック
各スライドについて確認する。
1. タイトルだけ読んで結論が伝わるか
2. 主張が1つに絞られているか
3. すべての数値に出典があるか
4. 要素数と1項目の行数が上限内か
提案された内容を確認し、「数値については元資料に根拠がある場合だけ使う」「箇条書きは最大4項目にする」など、自分の用途に合わせて条件を追加してもいいでしょう。
最初から完成形を考えるより、Copilotとのやり取りを重ねながら、自分のルールを言語化していくほうが手軽です。ここでは、そのままスキルとして登録します。登録したスキルは、OneDrive上に保存され、実際のファイルを開いて内容を確認・編集できます。
スキルのフォルダーは、OneDriveの[マイファイル]-[ドキュメント]-[Copilot]-[Microsoft PowerPoint]-[skills]の下層に作成されます。
なお、PowerPointの画面からスキルを登録しなくても、[skills]フォルダー下に任意のスキル名のフォルダーを作成して、その中に「SKILL.md」ファイルを置くことも可能です。OneDrive上でスキルを追加・変更した場合は、[カスタムスキル]の画面で更新すると変更内容が反映されます。
作成済みのスキルを別の資料でも使う
スキルを登録しておけば、別のプレゼンテーションでも呼び出せます。資料を作成するたびに、同じ指示を書く必要はありません。また、複数のスキルを登録しておき、資料によって使い分けることもできます。
資料を作成するためのプロンプトが同じでも、スキルの違いで資料の仕上がりは変わります。ここでは、研修・解説資料を作成するスキル(training-material-writer)を指定して、上記とまったく同じプロンプトを送信してみました。
スキルは一度作って終わりではありません。実際に使ってみて、「この条件では文字量が多すぎる」「数値の扱いをもう少し厳しくしたい」と感じたら、SKILL.mdの内容を見直していきます。
自分なりの資料作成ルールをスキルとして蓄積していけば、毎回同じ指示を繰り返す必要がなくなります。Copilotを使う機会が増えるほど、こうした再利用できる指示が役立つでしょう。































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