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『Windows 10を強く推す思い』をマイクロソフトが解説、6月“Windows 10の日”

無償アップグレード終了に向けてサポート体制も強化

【17:25詳細情報更新】

 日本マイクロソフト(株)が6月10日に開催した“Windows 10の最新情報に関する記者説明会”においては、大きく分けて『Windows 10にアップグレードすることによるメリット』と『アップグレードの具体的なキャンセル方法』の2点が説明された。本記事では、主に前者の内容をお伝えする。

 同社では、Windows 10にアップグレードすることによって、主にセキュリティ面でのメリットが享受できることを強調した。

 説明を担当した同社のスタッフによれば、Windows 7は今となってはセキュリティ面で不十分であるため、Windows 10へのアップグレードを勧める理由の1つは、標準でセキュリティ機能が強化されていることだと話す。1つの例として、Windows 10ではデフォルトでマルウェアを検知する機能が有効になっていることを挙げた。

 同社が提示したデータによると、ネットワークのボーダレス化が進んだ結果、PCに対する脅威はWindows 7が登場した7年前よりも激化しているという。近年ではランサムウェアのように、Windowsユーザーの財産を直接狙うような標的型のマルウェアが増加傾向であり、新種のマルウェアは今年末までに200万種類を超えると予想されている。

 近年、特に日本の場合は高速な回線が一般化しているほか、古いPCをアップグレードしないまま使うケースも多く、標的型攻撃の踏み台にされやすいため、“狙われ放題になっている”ことから、常にPCを最新の状態にして自衛する必要があるという。

 とはいえ、すべてのPCユーザーが自分のPC環境を守れるスキルを持ち合わせているわけではないため、OSを提供しているマイクロソフトとしては、少しでも早くユーザーを安全な環境に導く責任があると考え、1年間の無償提供を進めるとの決断に至ったと話した。またWindows 10の導入後については、OSの状態が常に最新に保たれる点もセキュリティ上のメリットとした。

説明会開催日より過去90日間で多かったマルウェアによる攻撃のグラフ。このうち「Conficker」はWindows XPに感染する8年前のマルウェアだが、いまだに高い割合で感染が確認されるという
Windows 10では、古いバージョンのWindowsよりも強化されたセキュリティ機能が標準で有効になっている
Windows 10はOSの状態が常に最新に保たれ、今夏中にはアニバーサリーアップデートが予定されている

 Windows 10のアップグレードに関するサポート体制についても説明があった。無償アップグレードが終了する7月29日に向けて、少しでもサポートに繋がりやすくするために、現在はサポート窓口の人数を通常時の2倍に増員しており、6月末までには4倍にする見通しを明らかにした。

 サポート窓口についての説明を担当したスタッフは『ユーザーが新しいOSに対して抱く戸惑いや、アップグレードへの不安を解消すべく、説明を重ねている。結果として、“Windows 10にしてよかった”と言ってもらえることが目標』と話す。また、しばらくWindows 7/8.1のまま使いたい、あるいは後でアップグレードしたいというユーザーの要望についても対応するという。

 具体的なユーザーの窓口としては、電話サポートのほか、Windows上からのオンラインチャット、Twitterを用意している。また、公式のサポートWebサイト“Windows 10 アップグレードガイド”でもサポート情報を確認できる。

Windowsのサポート窓口
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