やじうまの杜
Windows OSのバイブル『Windows Internals』を日本語解説するプロジェクトが“GitHub”で開始
実際に動作するアプリで高度かつ難解な内容をコードレベルで理解
2020年3月9日 06:30
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Windowsの仕組みを徹底解析した書籍『Windows Internals』(邦訳『インサイドWindows』)を日本語で解説するプロジェクトが、“GitHub”で始まったそうです。筆者はC言語によるWindowsプログラミングを解説するWebサイト“EternalWindows”を運営する@eternal_windows氏。
Windows OS を理解したい人向け。書籍『Windows Internals』(https://t.co/PxoXpT2nGn) を日本語で解説するプロジェクト (https://t.co/oUoKp0XYQf) が公開。筆者は EternalWindows の管理人。セキュリティを扱った第 7 章から執筆。C++/Win32 API サンプル付き。pic.twitter.com/trhbOohLvF
— Ryo Suzuki (@Reputeless)March 4, 2020
この“GitHub”リポジトリでは『Windows Internals』をコードレベルで理解するため、記載されている内容を実際にコードへ落とし込んでいきます。高度かつ難解と評される同書も、実際に動作するC++/Win32 APIのコードをみながら読み進めれば理解が深まるかもしれません。
Windows SDKのサンプルと同様、「STL」をはじめとする便利なC++ライブラリは一切使用しないとのことで、日頃からC++言語をバリバリ使っている開発者からみると多少まどろっこしく感じるかもしれませんが、以前C++言語をかじったけれど最近のライブラリ事情には不案内だといったユーザーにはかえって都合がいいかもしれません。ちなみに、第1章からではなくセキュリティの章(第7章)から始まっているのは、この章がもっとも平易で、ユーザーモード寄りだからとのこと。
実は筆者も第7版『インサイドWindows』上巻(下巻は未刊行)をすでに購入し、手元に置いてあるのですが、ゆっくり読む時間がとれていません(丸1年以上積んである!)。このプロジェクトで勉強していければいいなと思います。