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Twitter、悪質アカウントを自動判別して制限。“卵”からの通知をオフにすることも
通知のミュート機能がタイムラインへも拡充。報告プロセスの透明性とオープン性も改善
2017年3月2日 10:14
米Twitter Inc.は1日(協定世界時)、公式ブログ“Twitter Blogs”で、“Twitter”の新しい改善を明らかにした。嫌がらせ対策が強化されるほか、通知の受け取り設定をより柔軟にするなどの改善が盛り込まれているという。
まず、ユーザーがわざわざ報告しなくても、攻撃的な行為を行うアカウントを機械的に識別する機能が導入された。誰かへの攻撃的な内容のツイートをしたり、“Twitter”で禁止されている行為を行うアカウントをアルゴリズムで判別し、不適切な行為が明確に認められたアカウントは一定期間、機能が制限されるようになるという。制限を受けたアカウントのツイートはフォロワーのみに表示される。誤判別の恐れは捨てきれないが、これは継続的に改善されるとのこと。
次に、特定のアカウントを通知からフィルタリングする機能が実装された。たとえばプロフィールイメージが設定されていない(いわゆる“卵”アイコン)アカウントや、メールアドレスや電話番号の認証がなされていないアカウントは、嫌がらせや中傷のため一時的に作成されたアカウントである可能性がある。今回のアップデートにより、そういったアカウントからの通知を受け取らないといった設定も可能となる。
さらに、昨年11月に導入された通知のミュート機能が拡充され、タイムラインでもミュートできるようになった。ミュートする期間も“1日”“1週間”“1カ月”“永遠に”から選べるようになり、イベントなどでツイートが異様に盛り上がっているときだけミュートしたいといったニーズに応えられるようになった。
そのほかにも、報告プロセスの透明性とオープン性が改善。嫌がらせの報告に対し、運営から返事を行うほか、必要な措置がとられる場合はその報告も行われるという。これらは“通知”タブで確認できるようになるとのこと。
なお、これらの機能は順次展開される。場合によっては数日から数週間かかる場合もあるという。