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テキストエディター「Sublime Text 3」が正式版に ~5年ぶりのメジャーアップデート

パフォーマンスを大幅に向上させつつ、新要素を数多く盛り込む

「Sublime Text 3」Build 3143

 豪Sublime HQ Pty Ltdは13日(現地時間)、プログラマー向けの高機能テキストエディター「Sublime Text」の最新版「Sublime Text 3」を正式公開した。「Sublime Text 2」の公開から5年、パブリックベータの開始から4年の歳月を経ての、待望のリリースとなる。

 「Sublime Text」は、Windows/Mac/Linuxで動作するクロスプラットフォーム対応のテキストエディター。構文色分けをはじめとする開発者向け機能が充実しており、プログラマー向けのモダンエディターとしては草分け的存在と言える。また、プラグインで自由に機能を拡張できる点も魅力と言えるだろう。

 メジャーバージョンアップとなる「Sublime Text 3」では、定義へ移動する機能、新しい構文強調エンジン、新しいユーザーインターフェイス、拡張されたAPIが新たに導入された。高DPIモニターのサポートやスペルチェック機能の強化などもトピックと言える。

 また、パフォーマンスも「Sublime Text 2」に比べて大幅に向上。機能は増大したが、起動速度やファイルを開く速度、スクロール速度などはむしろ改善されており、スリムで引き締まった印象を与える。

 なお、「Sublime Text 3」はとくに大きな制限なく無料で試用できるが、継続的な利用にはライセンス(80米ドル)の購入が必要。2013年2月以降にライセンスを購入した場合は、「Sublime Text 3」でもそのライセンスを利用することができる。また、「Sublime Text 1」「Sublime Text 2」の利用者向けには低価格なアップグレードライセンスが提供される。

ソフトウェア情報

「Sublime Text 3」
【著作権者】
Sublime HQ Pty Ltd
【対応OS】
Windows/Mac/Linux(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
シェアウェア 80米ドル
【バージョン】
Build 3143(17/09/13)