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Windows 11の新しい「ペイント」アプリがWindows Insider Devチャネルの全ユーザーに開放

親しみを感じさせるデザインに。テキストツールは全面的に刷新

「Windows 11」に合わせてリデザインされた新しい「ペイント」アプリ

 米Microsoftは9月28日(現地時間)、「Windows 11」に合わせてリデザインされた新しい「ペイント」アプリを「Windows Insider Program」のDevチャネルで公開した。同社の最高製品責任者を務めるPanos Panay氏が自身の「Twitter」アカウントで予告していたものだ。

 新しい「ペイント」アプリはWindows 11のビジュアルデザインに合わせて再設計されており、ウィンドウ・ポップアップメニューの角が丸くなったほか、ウィンドウの重なりを視覚的に表現する「Mica」(雲母)マテリアル効果、アイコンがアップデートされシンプルになったツールバーなどが導入されている。カラーパレットも丸くなっており、親しみを感じさせるデザインだ。

従来の「ペイント」アプリ
新しい「ペイント」アプリ

 機能は従来の「ペイント」をそのまま踏襲しているようで、[ペイント 3D で編集する]コマンドがなくなっていることを除けば大きな変更は見当たらない。ただしテキストツールは全面的に刷新されており、リボンではなく専用のツールバーでスタイルを指定する仕組みに改められている。

テキストツールは全面的に刷新

 一時期は「ペイント 3D」に取って代わられそうになっていた「ペイント」アプリだが、Windows 11では継続的にアップデートされるようだ。同社によるとダークテーマやキャンバスを中央に表示する機能の導入が予定されているほか、まだ古いままのダイアログもアップデートされていくという。

 新しい「ペイント」アプリは現在、Windows 11の「ストア」アプリ(Microsoft Store)から更新可能。「ペイント」アプリがOSから切り離され、アップデートが「Microsoft Store」で管理されるようになるのも、現行のWindows 10とは異なる点といえそうだ。

Windows 11の「ストア」アプリからアップデート可能