【第445回】
多彩な棒術アクションが楽しい横スクロールアクションゲーム「EdiFighter」
みんなが作ったステージも遊べる! ぜひ制作に挑戦しよう
(11/04/08)
『週末ゲーム』では、インターネット上でたくさん公開されているゲームのなかから、選び抜いた良作を毎週紹介していく。今回は、自分でステージを作ったり、ほかのユーザーが作って公開したステージを遊ぶのが楽しい横スクロールアクションゲーム「EdiFighter」を紹介しよう。
さまざまなアクションを駆使してステージをクリアしよう
「EdiFighter」は、カモメ帽子をかぶった少年“ようたろう”を操作して、“ほうき”や“物干し竿”などの多彩な棒とジャンプを駆使してステージクリアを目指す横スクロールアクションゲーム。棒をヘリコプターのように回して飛んだり、棒高跳びの要領で大ジャンプをしたり、障害物や足場となるブロックを棒で壊したりと多彩なアクションが楽める。ダッシュしながらのジャンプや棒を使った飛行は爽快感も抜群だ。ステージによってはカギを探したりと探検気分が味わえるのも面白い。基本的にはステージの奥へと進んでいき、“GOAL”と書かれた建物に入るとステージクリアで、ボス戦なども用意されている。
また、本作の魅力はアクションゲームとしての楽しさだけではなく、ステージを作成でき、それをネットワーク経由で公開できることにもある。ステージの公開や、ほかのユーザーが作ったステージのプレイはゲーム上から簡単にでき、実に多彩なステージをプレイできるのが面白い。ステージには評価もつけられるので、自分が公開したステージがどのような評価になるのかチャレンジする、という楽しみ方もできる。
まずは、あらかじめ用意された40以上のステージを遊ぶ“シングルモード”から紹介しよう。このモードは正方形のマスで構成されたマップ画面からスタートする。カーソルキーでマップを移動してプレイしたいステージのあるマスに移動し、[Z]キーを押すことでステージ開始。ステージをクリアするたびに、移動できるマスが増えていく仕組みだ。
ステージでの主な操作方法は、カーソルキーの左右で移動、下でしゃがむ、[X]キーでジャンプ、[Z]キーで攻撃となっている。移動キーを同一方向へすばやく2回押すとダッシュとなり、そのとき表示される頭上のメーターが溜まるまでダッシュすると、より高速な移動となるハイパーダッシュに変化する。さらに、ハイパーダッシュ中にジャンプすると非常に高く飛び上がれる“棒高跳び”が可能で、棒高跳び中にもう1回ジャンプキーを押すと、回転しながら攻撃を繰り出す“ローリングアタック”となる。
このほか、ジャンプ中にもう1回ジャンプキーを押すと、その地点からさらに上へと飛び上がる“2段ジャンプ”となるほか、持っている武器によっては攻撃キーを連打することで、突いたり回転させたりと強力な攻撃を繰り出すことが可能だ。また、ジャンプ中にカーソルキーの下と攻撃キーで、真下へと落下しながらの攻撃が行える。このほかにも攻撃キーと方向キーの組み合わせで、多彩なアクションを繰り出すことが可能。敵も武器を使って攻撃してくることがあり、格闘ゲームばりの攻防を楽しめる。
敵の攻撃を受けて体力がゼロになるか、落とし穴に落ちるとミスとなり、残機が1つ減ってステージの最初またはチェックポイントから再開となる。残機がゼロのときにミスをするとゲームオーバーだ。とはいえゲームオーバーになっても、直前まで進んだステージから残機4の状態で再開できるので、それほどゲームオーバーを恐れる必要はない。
多彩な武器により攻撃方法が変化
多彩な武器によるパワーアップも本作の見どころ。最初から持っている武器は“ほうき”だが、ステージ内にある棒の形をしたパワーアップアイテムを取ると、3連続攻撃が可能な“物干し竿”に変化。さらには4連続攻撃が行える“高跳び棒”にまで強化できる。このほか、通常の棒では壊せない固いブロックも壊せる“きね”、2段ジャンプ後にジャンプボタンを押し続けるとしばらく上方へ飛行できる“プロペラ”、水を噴射して敵を吹き飛ばしたり、炎系の敵を消せる“ホース”も存在。これらの武器を入手して活用しないとクリアできないステージも数多く存在している。
このほか、“ポキッキー”や“うまぁい棒”、“ホムーランバー”といった回復アイテムもステージには登場する。お菓子っぽいものを見かけたら、回復アイテムと思って間違いない。逃さず取っておこう。
シングルモードを遊び倒したらステージ作りにも挑戦!
シングルモードのマップ上のマスにはゴールを目指す通常のステージやボス戦となるステージのほか、ステージ作成時に使えるパーツが増えるマスもある。つまり、ステージ作りを完璧に楽しみたいなら、シングルモードの全ステージクリアは必須というワケだ。とはいえシングルモードは、難しすぎず簡単すぎずとバランスのいいステージが多く、気持ちよくプレイできる。ステージ作りの参考にもなるので、まずはクリアを目指してみよう。
さて、このゲーム最大の特長と言えるステージの作成だが、その方法は非常に簡単だ。まずは、ゲームのトップメニューの“ステージを作る・投稿する”からステージ作成画面に入り、ステージの広さなどを指定して新規ステージを作成する。あとは画面の右側にある“自然物”“キャラ”“トラップ”といったメニューから、ステージに配置したい地面や足場、敵などを選び、配置したい場所をマウスでクリックするだけ。テストプレイ機能もあり、ちゃんとクリアできる内容なのか試すことも可能だ。なお、完成したステージを公開するにはゲームのトップメニューから、作者が提供するネットワークサービスへのクリエイター登録が必要となる。無料で登録できるので、さまざまな人に遊んでもらいたい場合は登録してみよう。
また、ゲームのトップメニューから“みんなのステージで遊ぶ”を選ぶと、さまざまなユーザーが公開したステージをプレイできる。ここでは、ステージの難易度と長さ、クリエイター名でステージの検索が可能。そして、★印の数で難しさ、長さ、評価が表示されるので、自分に合ったステージを簡単に探し出せる。かなりの数がすでに公開され、ほぼ毎日のように新着ステージもあるので、長期間楽しめるのもうれしいポイントだ。ただし作者によると、ネットワークを使用したサービスは、予告なく終了する場合があるとのことなので注意してほしい。
本作は、移動とジャンプ、攻撃のみというシンプルな操作方法ながら、その組み合わせによって多彩な攻撃を繰り出せるほか、プロペラで空を飛んだり、ホースで水を出したりと、さまざまなアクションによって単調になることなく楽しめる。ステージの作りも横方向だけではなく上に登ったり、下に降りたり、あちこちの扉を入ったりとバリエーションが豊富。公開されたステージで遊ぶのもよし、凝ったステージ作りに挑戦するもよしと、さまざまな楽しみ方ができる1本だ。
- 【著作権者】
- sam113 氏、cha164氏
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.0.0.0(10/11/21)